千葉県の主要な駅は、浦安駅、新浦安駅、舞浜駅で、市内には東京ディズニーリゾートがあることでも有名な街です。
計画的に開発されたエリアが多く、幹線道路と生活道路が分けて整備されて、浦安駅周辺には大型商業施設もあり、東京への交通利便性も良いことからベッドタウンとしても評価の高い地域です。
一方、房総半島は田舎の観光地として知られるなど、都会と田舎の格差が激しい県でもあります。
それでは、千葉県の住みやすさにはどのような特徴があるのでしょうか?
この記事では、千葉の都会と田舎の生活格差について徹底解説いたします。
✔千葉の住みやすい街、住みにくい街
✔千葉県内の生活格差
✔千葉県内の都会と田舎
もくじ
千葉県は東京都市圏にありながらも「秘境」と呼ばれたりもする、とらえどころの難しい県です。多数の「住みやすい街」を抱えながら、一方では「想像以上に田舎だった」と呼ばれることもあります。
また、住民は大らかで朗らかな南国気質と定義されることもあれば、「運転が荒い」「治安が悪い」など何かと物騒な気質や特性を指摘されることもあります。
そのせいで千葉県のイメージは蜃気楼のように揺れ動き、いつまで経ってもその実態が掴みづらいのです。
しかし千葉県が曖昧に映ってしまうのは、千葉を「県」で捉えようとするからです。古代より千葉は上総、下総、安房と3国に分かれ、それぞれ格付けも明確で生活習慣もバラバラです。
さらに、半島という地形で四方を海に囲まれているので、温暖な気候でありながら閉鎖的な気質も育まれました。時を経て江戸時代になると、千葉県は全国最大の26藩に細分化されます。
この頃の千葉は利根川の東遷によって、東葛から北総に至るまで江戸との交易が盛んになります。また、木更津から館山に至るまでの内房〜南房総エリアも東京湾を渡って江戸に物資を運んでいました。
その際、チャキチャキの江戸っ子たちが千葉に移住して人種のミックスが進み、閉鎖的だった気質は次第に開け放たれていったのです。
その一方で、江戸から遠く離れた勝浦や九十九里といった太平洋湾岸部にはよそ者の移住がほとんどなく、古くからの閉鎖的な千葉気質は変わりませんでした。
その気質は脈々と受け継がれ、それを裏付けるように今も房州弁を多く聞かれるのは太平洋湾岸地域なのです。
江戸(東京)の影響を色濃く受けるのは、現代になっても変わりません。1965年には日本初の住宅団地とも呼ばれる八千代台団地が造成され、東葛・ 葛南から北総の一部エリアは東京のベッドタウンとして開発が進みました。
その最たる例が、総面積約1930ヘクタールに及ぶ超巨大な「千葉ニュータウン構想」です。この大規模開発により白井、船橋、印西には東京を勤務地とする移住者が押し寄せました。
結果的に千葉ニュータウン自体は大赤字の結果となったものの、常磐線や総武線沿線の松戸市、柏市、船橋市、習志野市など東葛・葛南エリアに代表される北西部のベッドタウン化は急激に進行していったのです。
こうして誕生 した千葉の新人種が「千葉都民」なのです。現在、県人口のおよそ6分の1、100万人はいるといわれている千葉都民は、原則的に千葉愛が薄く、 同じベッドタウンである埼玉県に強 い対抗意識があるとされています。
必ずしも千葉都民全員がそうとは限りませんが、房総半島まで足を伸ばす機会は少なく、千葉に対する知見が狭いのはある意味仕方がないといえそうです。
そして、その千葉都民に対して、原住民(房総民)は地元愛が強いです。東京を中心に生きる千葉都民と千葉を中心に生きる原住民。この両者には同じ千葉県民という共通認識は薄く、対抗意識はあっても仲間意識はないようです。
その理由は、交通インフラも商業施設も娯楽も、何もかも千葉都民の住む北西部が優先的に整備されて、原住民が多い北総や房総半島の諸地域は常に置いてけぼりにされてきたのです。
その煽りを受け、本来千葉県の強みであった漁業や農業は次第に活力を失い、バブル崩壊後の房総半島には「未開の地」「秘境」というイメージも浸透しました。
こうして千葉県内はハッキリ都会と田舎で二極化したのです。
とはいえ現在では、アクアラインが開通し、房総半島も活気を取り戻しています。アクアラインは内房に新しい千葉都民や観光客を増やしています。
しかし、外房方面まではその効果があまり波及していないのが現状として残っています。この強みを上手く活用できればベッドタウンでも観光都市でも成功できるポテンシャルを秘めています。
千葉県には、勝ち組と負け組に分かれてしまう地域がどうしても存在します。例えば、千葉ニュータウンの印西市は、「住みやすい街ランキング」で7年連続全国1位のブランドタウンとなりました。
一方、全国でもトップクラスの漁港として知名度も高い銚子市は、人口流出が続いて存亡の危機とまでいわれています。この2つの市のあまりにも対照的な姿が、県内格差の現状を如実に物語っています。
長らく負け組となっていた内房、南房、外房を中心に、勝ち組とされる県都・千葉市や北西部を含め、千葉県全体をデータや筆者の主観を交えて解説していきます。
そして千葉県民の特性や各地の問題点を分析することで、千 葉を覆う蜃気楼を取り払い、その真の姿を解き明かします。
千葉県の地域構図に、おそろしく前時代的な匂いを感じている千葉県民も多いと聞きます。
千葉は一部の狭いエリアにあれこれと集中しすぎていて、まるで特権階級地域と、その他大勢の庶民地域のように、県民の住む場所が階級によってブロック分けされているように感じるというのです。
それに該当するのが県の北西部(東葛、葛南、印旛、千葉市周辺)です。北西部の土地面積は県全体の約3割程度ですが、県の総人口のほぼ半数にあたる約300万人が住んでいます。いわゆる人口密集地帯です。
県の生産年齢人口(※労働力の中核をなす15歳以上 55歳未満の人口層)の7割以上がこの地域の人々で占められて、さらに大きな工業地帯まで存在しています。
つまり、このエリアに住んでいる多くの人や企業が税金を納めているおかげで、県の財政が成立しているといっても過言ではありません。自然と県の視線が北西部に行くのも当然だといえます。
いわゆる「ドル箱地域」は優遇されて当然です。北西部では道路や鉄道などの交通インフラ、学校、病院、通信などの社会インフラが積極的に整備されていて、人の流入がさらに活発化していきます。
都心に近くてアクセスしやすい立地条件のおかげで、 企業、工場、大型商業施設も誘致しやすく、わざわざ向こうからもやってくるプラスの連鎖ばかりです。
そしてついには、こうした偏在が 「北西部=千葉県」という状況までもたらしています。今や一般的にいうところの千葉とは北西部を指し、「その他大勢」の地域は言ってしまえば「房総」という扱いになってしまうのです。
房総とは下総、上総、安 房3国の国名の組み合わせた名称で、千葉県全土の総称だが、房総という言葉 には「千葉の田舎」というイメージが濃厚に漂っている。
都市化する北西部に対して、房総は人が密集しておらず、のどかな風景が漂っています。房総の主産業は観光もありますが、産業別では第一次産業の割合が高く農業や漁業が盛んです。
千葉は「農業県」ですが、その金看板は房総が背負っています。しかし、農業や漁業が盛んな田舎というのは、全国どこでも同じ悩みを抱えているものです。
農業や漁業に仕事の魅力を見出せない若者が地元を出ていき、高齢者ばかりの状況から地域は活力を失って衰退する一方です。
さらに後継者不足が地場産業の衰退を招いています。房総も例外ではなく、農業産出額や漁獲高も年々落ち込んでいるのです。
房総は東京や県北西部も近いので、若者が出ていきやすい環境は揃っています。しかし、問題は場所というより所得の格差にもあります。
県内市町村の平均所得を見てみると、上位を占めるのは浦安、印西、白井、市川など都心のベッドタウンとして人気の街です。県都千葉も多くの人口を抱えているわりに平均所得は高く、県内6位と立派なものです。
これらの地域の家長は、 賃金の高い都心や都市部で働いているので所得も高いのです。
一方、下位を占めているのは鋸南、大多喜、南房総、睦沢などの南房や外房のまさに田舎町……。
主産業である第一次産業が総じて低所得ではありません(※農業や漁業の世界でも高所得化は進んでいる!)が、どの職種にしても都心から離れた田舎地域の賃金は低く設定されがちです。
ちなみに平均所得ランキングの中間にあたる27位、28位は富津と茂原。都心のベッドタウンとしてもギリギリの範囲で、都市と田舎がほどよく交じり合っている街だと考えれば納得できます。
田舎といっても房総はあくまでも千葉です。都心からのアクセスも悪くありません。しかし、様々な面の整備が足りず、なかなか発展していかないのです。
東京湾アクアラインが内房に風穴を開けたように、何か起爆剤となるものがあれば、拡がる地域格差が少しでも埋められるかもしれません。
「千葉県の住みやすい街!千葉の都会と田舎の生活格差」はいかがでしたか?
千葉県は都会と田舎が上手に共存しあっている場所です。住みやすく、観光地も多いので住環境としては最適でしょう。都会と田舎のいいとこ取りを楽しめる千葉で、たくさんの思い出を作りましょう。
この記事は、結婚相談所の「ラポールアンカー千葉」が執筆いたしました。
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