富士と聞いて、あなたは何をイメージしますか？ 富士山や海、新鮮な海鮮などを想像するかもしれません。ところで、富士市と富士宮市は隣接した市として、お互いに意識し合っていると言います。
それでは、富士と富士宮ではどちらの市が住みやすいのでしょうか？ カテゴリに分けて、住みやすさの実態を調査してみました。
この記事では、富士市と富士宮市の住みやすさ比較について徹底解説いたします。
✔富士と富士宮の住みやすさ比較
✔カテゴリ別の住みやすさ
✔富士と富士宮の利便性と魅力
もくじ
富士市と富士宮市、それぞれどのような魅力があるのでしょうか？ 自分の住まいを客観的に見ていきましょう。
まずは富士と富士宮の交通アクセスから見ていきましょう。どちらが有利なのか、車と鉄道の両方から優位性を見ていきます。
新東名高速道路
［出口］新富士インターチェンジ
東京方面から…1時間30分
大阪方面から…4時間50分
東名高速道路
［出口］富士インターチェンジ
東京方面から…1時間30分
大阪方面から…4時間50分
東海道新幹線
JR新富士駅で下車
東京から…1時間10分
新大阪から…2時間20分
東海道本線
JR富士駅で下車
東京から…約2時間40分
新大阪から…約6時間30分
富士市は、東名高速道路、西富士道路、沼津からは伊豆縦貫道など、アクセスがとても良く、住みやすいです。新幹線も通っているので生活に不自由しません。
東名高速道路 富士ICから
国道139号へ接続(富士宮市まで約17分)
新東名高速道路 新富士ICから
国道139号へ接続(富士宮市まで約20分)
中央自動車道 河口湖ICから
国道139号へ接続(富士宮市まで約40分)
中央自動車 甲府南ICから
精進湖バイパスを経由して国道139号へ接続(富士宮市まで約1時間)
東海道新幹線新富士駅を下車して、バスに乗り換えてJR富士駅へ行き（約10分）JR身延線に乗る（富士宮駅まで約18分）、もしくは富士宮駅行きのバスに乗る（約25分）
富士宮駅前にはスーパーや書店、衣料品店などお店も充実していて快適です。悪いところは、駅前はお店が少なく、寂しい印象のようで、アミューズメント施設や広い公園などもあまりありません。交通手段が少なく、車が無いと移動が大変かもしれません。
観光地はどちらに軍配が上がるのか、お互いの観光地の魅力を見ていきましょう。
・岩本山公園
富士山をはじめ、箱根、駿河湾や伊豆半島を一望できる景勝地です。梅・桜・アジサイなど四季折々の花が楽しめ、梅や桜の開花時期には花見客で賑わいます。パノラマ展望台からは富士山と駿河湾を眺めることが出来るので景色はとても良いです。遊歩道をハイキングしたり、園内の樹木を見たりして過ごせば、癒しのひと時を過ごせます。
公式HP：https://www.fuji-kousya.jp/park/
・田子の浦漁港
田子の浦港は、海の幸が豊富に水揚げされる駿河湾に面した港です。ここで水揚げされるしらすは抜群の鮮度の良さを誇り「田子の浦しらす」のブランド名で全国的に知られています。4月から12月の10:30～13:30まで営業している田子の浦港漁協食堂では、潮風を感じながら絶品のしらすが楽しめます。新鮮な生シラスを一口食べたら病みつきです！
公式HP：https://tagonoura-gyokyo.jp
・道の駅 富士川楽座（プラネタリウムわいわい劇場・体験館どんぶら）
富士川SAの富士川楽座の富士山が一望できる「パノラマレストラン駿河路」では、ご当地グルメを満喫できます。新鮮な生シラスや桜エビが味わえるのでおすすめです。身近な環境について遊びながら学べる新型体験館「どんぶら」、直径14ｍの巨大ドームシアター「わいわい劇場」、ニュートリノについて学べる「戸塚洋二ニュートリノ館」など、アクティビティも充実。老若男女楽しめる楽しい施設です。
公式HP：https://www.fujikawarakuza.co.jp
・富士西公園
富士市入山瀬にある公園。多目的広場やイベント広場等複数の広場と梅林があります。また東名高速自動車道の高架下の土地をスポーツコートやプレイグラウンドとして整備しており、雨天時でも利用できます。体を動かして気分をリフレッシュするにはおすすめの施設です。
公式HP：https://www.city.fuji.shizuoka.jp/machi/c1404/fmervo0000007qe5.html
・湯らぎの里
富士市蓼原にあるスーパー銭湯。バナジウム水を使った露天風呂や内風呂、各種マッサージ風呂や高濃度炭酸泉の風呂、サウナを備える。食事処や手もみ処、女性専用のエステルームや、ネイルサロンなどの施設が揃い、有料スペース「ゆらり処」では、温熱房や約6,000冊の雑誌やコミックが楽しめます。楽しいお風呂イベントもあり、心身ともに疲れをとることができます。
公式HP：https://www.yuraginosato.com
・道の駅 富士
富士市五貫島、国道1号線富士由比バイパス沿いにある道の駅。静岡県内で最初にできた道の駅で、富士山の眺望が魅力です。上り線側と下り線側に分かれ、上り線側には駿河湾の桜エビを使った丼などのメニューを提供をするレストランや、土産物の売店が併設されています。また下り線側には麺類などを提供する軽食堂を備えているので、デートやリラックスした時間を過ごしたい人におすすめです。
公式HP：http://www.michinoeki-fuji.jp
・広見公園
富士市伝法字土手内にある公園。敷地内には「富士山かぐや姫ミュージアム（富士市立博物館）」をはじめ、富士市の、紙の町らしく、世界最古の印刷物や、紙すきの道具などの資料が豊富です。他にも、幼児用遊具を備えた遊び場や、バラ園などもあり老若男女を問わず、一年中楽しめる造りになっています。
公式HP：https://www.city.fuji.shizuoka.jp/machi/c1404/fmervo0000007url.html
・竹採公園
日本最古の物語といわれる「竹取物語」発祥の地のひとつ。東名高速道路・富士ICから車で15分ほど。公園の周辺は古くから「姫名郷」と呼ばれ「赫夜姫(かぐやひめ)」や「籠旗」、「見返り坂」といったかぐや姫伝説に由来した地名が多く残る土地です。園内には富士溶岩の上の自然石に「竹採姫」と刻まれた「竹採塚」や、富士山に昇ったかぐや姫が別れを惜しんで何度も振り返ったとされる「みかえり坂」といった見どころが点在しています。
公式HP：https://www.city.fuji.shizuoka.jp/machi/c1404/fmervo0000007pp6.html
・ふじのくにの田子の浦みなと公園
富士市前田地先、田子の浦の海岸沿いに整備された公園です。「富士山ドラゴンタワー」をはじめとした複数の展望施設や、アスレチック遊具、広場、植物園等の施設が揃う。また、1855年に富士市沖で沈没したロシア軍艦「ディアナ号」を3分の1スケールで再現した歴史学習施設では、当時の歴史を紹介する展示を行っています。
公式HP：https://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/bringup/kb719c00000052io.html
・丸火自然公園
富士市の北部に位置する広大で緑豊かな公園。園内にはキャンプ場やバーベキュー場、アスレチック、遊歩道等が整備されており、年代を問わず様々なアウトドアレジャーを楽しめます。春の桜、秋の紅葉をはじめとした四季折々の自然が素晴らしいです。
公式HP：https://www.fuji-marubi.jp
・富士山本宮浅間大社
世界遺産富士山の構成資産。摂社・末社あわせて1,300余社を超える浅間神社の総本宮です。富士山を御神体とし、本殿・拝殿・桜門などは徳川家康の建立寄進によるもので、本殿と拝殿は重要文化財になります。毎年5月4日～6日のやぶさめ祭、11月3日～5日の富士宮まつりは10万人の人が訪れる大きなお祭りです。境内には国指定特別天然記念物「湧玉池」があり、澄んだ空気と、きれいなお水、境内も広く、鯉に餌をやったり、川で遊んだりできるとても良い場所です。
公式HP：http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
・白糸の滝
天下の名瀑としてその名を轟かす白糸ノ滝。この滝は、富士山の雪解け水が、上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の境の絶壁から湧き出しています。高さ20m・幅150ｍの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちています。 その姿は白糸の名にふさわしく、幾筋もの絹糸をさらしているようです。優しく、女性的な美しさで、滝壺近くに立つと、三方が水のアーチとなって幻想的な世界を見せてくれます。 国の名勝及び天然記念物です。（平成2年日本の滝百選に選定）
公式HP：https://fujinomiya.gr.jp/guide/170/
・田貫湖
景観はよく，富士山の眺望も良い。春は桜，つつじ，秋は紅葉の名所となっている。湖畔にはキャンプ場があり，釣り・ボート・サイクリングも楽しめます。毎年4月20日、8月20日の一週間前後にダイヤモンド富士を見ることができます。
公式HP：https://tanukiko.com/tanukiko/
・富士花鳥園
富士花鳥園は、静岡県富士宮市根原にある鳥好きにはたまらない施設。花の中で鳥と遊べる全天候型テーマパークです。フクシアやベゴニアが配された大温室の中でインコやフクロウたちと直に触れ合うことができます。フクロウやハヤブサなどが登場し普段滅多に見られない圧巻の飛行を見せてくれるバードショーコーナー、20数年余りの歳月をかけて育てられた大輪八重が咲くエリア、200品種のフクシアが展示されているエリアなどがあります。また、インコたちと自由に戯れたりエミューやフラミンゴに餌やりができたりと、鳥類たちとふれあえるコーナも人気です。
公式HP：https://kamoltd.co.jp/fuji/
・道の駅 朝霧高原
朝霧高原から見える雄大な富士山の麓に位置する道の駅 朝霧高原。地産地消の甘くて新鮮な朝どれ野菜や、朝霧高原ならではの牛乳・地酒・ハム・ソーセージ類も多数揃えてあります。富士山麓で生まれる農産品は、おいしく個性のあるものが生産されています。この農産品を使用して、独特の製法で様々な加工がされ、富士宮市にしかない農業加工品や漬け物として生まれ変わり人気の特産品になっています。地元の素材を利用してつくられたもの、地名や富士宮市の伝統行事を商品名にしたお菓子など、こだわりがいっぱいです。
公式HP：https://www.asagiri-kogen.com
・まかいの牧場
動物とのふれあいやアクティビティ、遊具、富士山の眺めが楽しめる体験型の牧場です。綺麗なcafeや食事が出来るお店が豊富に有り、何を食べようかとワクワクしながら、本格的なナンカレーとビールを頂けるので、満足感があります。富士山麓朝霧高原に広がる牧場で動物のふれあいや牛の乳しぼり、乗馬が楽しめます。バター作り、アイスクリーム作りの食の体験なども人気です。自家製の牛乳、ソフトクリーム、パンなどの牧場ならではの新鮮な食品も揃っています。
・富士ミルクランド
広大な朝霧高原にある富士ミルクランドは、のどかな牧草地帯に囲まれた癒しのスポットです。
地元朝霧高原の牛乳を使用し、チーズやヨーグルト、ジェラートやソフトクリームを自社製造販売しています。富士山チーズケーキ、ロールケーキなどのお菓子、地元農家の新鮮野菜、こだわりの品を販売しています。動物とふれあえるえさやり、乳しぼり、乗馬など、自然を満喫でき、月別のイベントも充実。レストラン＆カフェ、そば処などの食事が楽しめ、広いロッジの宿泊施設もあります。
公式HP：https://www.fujimilkland.com
・奇跡博物館
世界中の化石や岩石、鉱物が見られる博物館。長い年月をかけて作り出された奇石たちは、私たち人間の歴史にも深く関ってきました。館内では「砂漠のバラ」と呼ばれるきれいな形の石や、トンボがそのまま石になった状態の「立体石化トンボ」、風紋のような不思議な模様が浮かび上がる「風景画石」といった珍しい石の数々を見ることができます。また、石や自然に関するイベントも多数開催。宝石わくわく広場ではきれいな宝石探しを楽しめます。
・静岡県富士山世界遺産センター
静岡県富士山世界遺産センターは、2013年6月にユネスコの世界遺産に登録された「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」を後世に守り伝えていくための拠点施設です。当センターでは、「永く守る」「楽しく伝える」「広く交わる」「深く究める」の4つの柱を事業として、国内外の多くの方に歴史、文化、自然など、富士山を多角的に紹介しています。体験型の施設なので、老若男女楽しめます。
・富士山スカイライン
富士山スカイラインは御殿場～富士宮、そして富士山の富士宮口5合目を結ぶ道路です。富士登山に向かう人だけが使うわけではなく、ドライブコースとしても大人気です。富士宮口五合目は標高約2,400mの地点にあり、これはマイカーで行ける日本最高地点！ 登山山区間は眼下に遠くまで広がる素晴らしい景色が見られます。終点の富士宮口五合目からは麓の富士宮市や御殿場市が見渡せ、天候が良く空気が澄んでいれば駿河湾も見ることができます。さらに夜になると街の明かりが星のようにきらめき、美しい夜景が見渡せます。
公式HP：https://www.fujiyama-navi.jp/entries/oBrZj
観光や子育て、デートについてまとめてみると、富士は海や公園が多く、富士宮は山での観光に人気がありました。子どもがいる世帯は、キッズ系の遊び場の多い富士宮のほうが住みやすいといえるかもしれません。
「富士市と富士宮市の住みやすさ比較！お互いの市民に感想を聞いてみた」はいかがでしたか？
世界遺産の富士山の景色が綺麗で、水が美味しいです。住宅街が多く、閑静な場所で住みやすいです。朝霧までいくと、まかいの牧場やスカイダイビングのメッカの地があるなど、アウトドアやスポーツスポットが魅力的で非日常を楽しめるところが魅力です。
悪いところを挙げるとするならば、東海大地震が不安という意見も。海が近いので富士山の噴火で挟み撃ちになって孤立してしまうのでは……と、不安もありました。
アクセスの面を考えると、富士、富士宮のいずれにしても車は必須です。そのため、北は山梨、東は横浜、東京、西は浜松から愛知など、車で行く分には富士も富士宮も大差はありません。
一方、新幹線や電車を頻繁に使う人なら富士のほうが断然良いでしょう。これらを総合して住みやすい土地を選んでみましょうね。
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