福岡に住んでいると、少し変わった婚活事情が見られます。婚活の条件といえば学歴を重視する人も多いです。
「結婚するなら大学卒業以上がいい」という婚活女性は多いものです。やはり結婚相手にも「学」を求めるのでしょうか。
しかし、福岡人はどこの大学に出ているかよりも、むしろ「出身中学校」を気にするといいます。
それでは、なぜ福岡人の学歴は中学校を意識するのでしょうか？
この記事では、福岡人が出身中学校で盛り上がる理由について徹底解説いたします。
福岡市の婚活事情は一風変わったものがあります。それは出身中学校の話題で持ちきりになることです。初対面で「どこ中出身ですか？」というのも面白い話ですが、それには確かな理由があったのです。
お見合いでは、プロフィールを見れば「大学卒」や「高卒」など学歴がわかるものの、誰もが気になるのは「最終学歴」であって、実際はその程度に過ぎません。
「学校はどちらのご出身ですか？」と問われれば、最終学歴を言って、地域の話題で盛り上がる程度ですが、福岡人は少し違うようです。
学歴の話など、たかが1,2分で終わりそうなものですが、「そういえば、あなたは何中出身ですか？」と始まれば、条件によってはそこからヒートアップする人も多いようです。
学歴自慢（学歴で話題が広がる）に使えるできるのは、有名大学だったりするものですが、なぜ福岡人は出身中学で盛り上がるのか……。
実は、これは福岡市内ではごくごく当たり前のことらしいのです。
福岡では「どこ中出身ですか？」「あ、私は○○中ですよ」といった「どこ中トーク」 が街中のいたるところで響いています。居酒屋やゴルフ場、ときには商談室で盛り上がっていたりします。
そして、お見合いでも例外ではありません。
ちなみに、福岡市民は学校自慢が好き、というわけでもなさそうです。実は、この会話は効率的にお互いを知ることができる便利なものなのです。
単にどこの中学出身なのかを聞きたいだけではなく、この会話一つで相手に関するかなりの量のデータを入手できるのだそうです。
重要なのは「福岡市出身か否か」ということ……。進学や就職を機に福岡市民になった他市、他県出身者に限って、「私は博多っ子だ！」と言わんばかりに博多弁を使う人が多いです。
また、しっかりと話を聞くと、「実は隣の市だった」ということもあります。出身中学を聞けば、その人が真の博多っ子かわかるというのです。
同時に、出身の街がわかると、育ってきた環境も想像が付きます。
「A中なら裕福」「B中ならヤンチャ」「C中なら野生児で早熟」 など……。
出身中学一つで性格や好きなものが予測できて、これが意外と当たっていたりします。人間はやはり育った環境というのは大きいのです。
さらに、お見合いで聞かれてもいないのに、「私はD中出身」などとアピールする人までいますが、これは地元愛によるものだと推測されます。
「どこ中出身ですか？」で始まるお見合いも、相手のことを探るだけでなく、最終的にはお互いの地元の自慢話に発展するというパターンがほとんど……。
もし同じエリアの出身であれば、初対面でも知己の友（結婚してほしい！）となるでしょう。
なんだか人情味溢れる良い出会いだとか思うかもしれませんが、これが単なるマウンティングで終わらないことを祈るばかりです。
「福岡人は出身中学校でスペックが決まる？婚活中に出身中で盛り上がる理由」はいかがでしたか？
たとえ最終学歴が大学卒業だったとしても、どこの地元中学を卒業したのか気になるところは、地域ならではのイメージですね。福岡に住んでいるからこそ中学がわかれば、親近感も増すからもしれません。
婚活中のあなたも、ぜひ試してみてください。
この記事は、ラポールアンカー福岡が執筆いたしました。
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