茨城は「魅力のある観光スポットが少ない」というイメージが全国的な常識になりつつあります。しかし、実際に県民の皆さんに「遊びに行くならどこがおすすめですか？」と聞いてみると、あまり迷わず答えが返ってきます。
取材を受けたある水戸市民は、「観光っていう意味じゃ面白みはないかもしれないけど、まあ俺らが遊ぶ分には困ったことはないよ」と言っていました。
確かに世界遺産はなく、著名な歴史的建造物も少ないので県外の人からすれば、それほど興味をそそられるスポットは多くないかもしれません。それでも、茨城は観光やデートスポット満載の良き地域です。
それでは、茨城の観光の魅力や知名度はどの程度なのでしょうか？
この記事では、茨城県のデートスポットや観光事情について徹底解説いたします。
✔茨城県のデートスポットや観光事情
✔茨城の観光は知名度が低い理由
✔茨城県の観光事業への取り組み
もくじ
茨城県は世界遺産がなく、全国的に見ても知名度が低い県といわれています。しかし、よそ者に興味は持たれなくても茨城県民のレジャーは充実している事実に変わりはありません。
茨城県内を見渡してみると、休日を満喫するには十分すぎるほどのレジャースポットがあちこちに点在しています。
超車社会だからこそ、そうしたスポットの需要が高いといえますが、茨城県民は休日になると県内をアクティブに動き回っています。
まず気になったのは、「国営ひたち海浜公園」の位置付けです。観光地やレジャースポットは、外国人観光客が増えすぎると、地元民から敬遠されることもあります。
例えば京都の仏閣巡りが代表例ですが、そのようなことが国営ひたち海浜公園でも起こっていないかと思いました。しかし、茨城県内のどこで聞いても「一度行ってみてほしい」とおすすめされて、その多くの人がネモフィラの花を体験済みです。
茨城県が実施した郷土愛に関するアンケートでも「知人に自慢したいもの」のトップに君臨しています。特に女性からは68.9%と得票率が高いものです。
しかし、地元民はこの公園で花ばかり見ているわけではありません。遊園地系のアトラクションもあったり、子ども向けのアスレチックもあります。そのどれもがクオリティが高いのです。
日本には有名な国営公園がありますが、お世辞抜きで質や量ともに国営ひたち海浜公園が勝っていると感じられます。地元民にとって観光地としてだけでなく、日常的に遊べるスポットでもあるのです。
しかし、やはりネモフィラのシーズンはかなり混雑するようで、高齢の男性からは「ネモフィラは一度見れたらいいよ」という声もありました。
むしろひたちなか市なら、TOHOシネマズで映画を見て、ファッションクルーズで買い物をするのが楽しいと言う人もいるのです。
同じく公園で、県北の人から圧倒的な支持を得ているのが日立市のかみね公園です。園内に遊園地やプール、動物園などを併設していてファミリーが休日を過ごすのに最適です。地元では日常的に利用されています。
「明日は、かみね公園に行こうか」と言うと、地元の子供たちは大喜び！ 国営ひたち海浜公園ほどの集客力はないものの、県央や県北の人からは「場合によってはひたち海浜公園より遊べる」という声が多く聞かれました。
茨城県民がより日常的に利用する定番レジャーについて見ていきましょう。真っ先に挙がるのが健康ランドやスーパー銭湯です。
茨城県内の至るところにありますが、特に下妻や守谷、つくばなどの県西や県南は競争が激しい地域でもあります。どこへ行っても駐車場は満車状態で、有名な温泉地はないですが、かなりの風呂好きなのです。
天然か人工か、泉質は二の次で、とにかく大きな浴槽に入りたいようで、「風呂の後の一杯がたまらないんだよ」と言う話です。
24時間営業だったり、深夜まで営業している施設もあって、夜になると長距離ドライバーが休憩で仮眠をとっていたりします。スーパー銭湯なくして茨城レジャーは語れないのです。
天然温泉はそれほど多くありませんが、茨城県は水が豊富で、海・川・湖と釣り場が結構あります。そのため、港などに行くとおじさんたちが釣り糸を垂らしている姿をよく見かけて、中でも那珂川河口は知る人ぞ知る定番スポットです。
地元の釣り好きによると、「あそこはいろんな種類が釣れるから都心から来る人も多いよ」とのこと。
ちなみに茨城ではバス釣りのようなキャッチ&リリースではなく、基本的に釣った魚は家に持って帰って食べるのが主流です。
昔は釣りだけでなく、海岸で勝手にハマグリなどを獲って持ち帰っていたそうです。そんな習慣が根づいているせいで、禁漁区で勝手に釣りをする人もいるほどです。
聞いた話によると、外国人が日本語が不自由なのをいいことに、やりたい放題やっているそうで、「密漁天国」と呼ばれていました。そのため取り締まりも強化されていて、肩身の狭い思いをしている人もいるようですが、釣りが茨城のおじさんたちの定番レジャーであることに変わりはありません。
おじさまが釣りで暇をつぶす一方、おばさまたちは道の駅や農産物直売所で美味しいもの探しに精を出しています。2019年には道の駅『グランテラス筑西』がオープンして話題を呼びましたが若者やファミリー向けで、地元のおばさんたちに人気なのは、なじみのある地元の道の駅だったりします。
中でも県内のおばさんを惹きつけてやまないのが、みほーすふぁーむの農産物直売所です。県北方面から高速を飛ばして農産物を購入しに来る人もいるそうですが、ある鹿嶋のおばさんは「あそこの食材は本当においしいの」と大絶賛です。
近くには『あみプレミアムアウトレット』もあるので、ついでに寄れるというのも魅力の一つですね。
以上のように、地元の方々の証言をもとに茨城県民のレジャーについて迫ってみました。気づかされたのは、茨城県民の皆さんは意外とアクティブな行動派が多いということです。
近年は車離れが進み、「車社会＝悪」という考え方が増えていますが、これだけ県内のあちこちに積極的にお出かけできるのは、車社会のメリットの一つでしょう。
県内のどこで話を聞いても、おすすめのレジャースポットを教えてくれますし、そこには確かな郷土愛を感じます。観光魅力度が低いと言われますが、県民しか知らない真の魅力がそこかしこにあるのが茨城なのです。
茨城県内の観光の魅力は満載です。そのような茨城県でデートする上での楽しみ方を見ていきましょう。
茨城県を代表する観光スポットといえば「国営ひたち海浜公園」です。春にはネモフィラ、秋にはコキアが一面に広がり、絶景を楽しめます。
広大な敷地にはサイクリングコースやアスレチックがあり、アクティブなデートにも最適です。また、小規模ながら遊園地も併設されており、ロマンチックな雰囲気を楽しめる場所でもあります。
動物好きのカップルには「日立市かみね公園」がおすすめです。動物園や遊園地が併設されており、ファミリー向けのスポットながらカップルにも人気があります。
特に、園内から見える太平洋の景色は絶景で、海を眺めながらのんびりとした時間を過ごせます。
茨城県には多数のスーパー銭湯や健康ランドがあります。特に、下妻やつくばエリアには人気の温泉施設が多く、デートの締めくくりにピッタリです。
温泉に浸かりながらリラックスすることで、二人の距離もぐっと縮まるでしょう。
アクティブなカップルには釣りデートもおすすめです。茨城県は那珂川河口など、釣りスポットが豊富にあります。
海釣りや川釣りを楽しんだ後は、新鮮な魚を持ち帰って料理するのも楽しいプランです。釣りが初めてでも、地元の釣具店でサポートを受けられるので安心です。
ドライブデートの途中で立ち寄りたいのが、茨城の道の駅や農産物直売所です。「グランテラス筑西」などの道の駅では、新鮮な地元食材を使ったグルメを堪能できます。
また、「みほーすふぁーむ」などの直売所では、地元の農産物を購入できるので、おうちデートの食材探しにもピッタリです。
ひたちなか市の「TOHOシネマズ」や「ファッションクルーズ」は、定番のデートスポットとして人気があります。映画を楽しんだ後はショッピングをしたり、カフェでゆっくり会話を楽しんだりと、気軽に過ごせるのが魅力です。
広大な自然の中でのんびり過ごしたいなら、「偕楽園」や「筑波山」などのスポットがぴったりです。お弁当を持参してのピクニックや、軽いハイキングを楽しむのもおすすめです。
筑波山ではケーブルカーやロープウェイも利用できるので、絶景を楽しみながらのデートが可能です。
デートの締めくくりには、美しい夜景を楽しむのもおすすめです。
水戸市の「千波湖」や日立市の「御岩神社展望台」など、茨城にはロマンチックな夜景スポットが点在しています。特に、星空の下で語り合う時間は、特別な思い出になるでしょう。
「茨城県はデートスポット満載！知名度の低さは地元民の愛情で補う観光事情」はいかがでしたか？
茨城県は世界遺産こそないものの、地元民に愛されるデートスポットや観光が豊富にあります。
国営ひたち海浜公園のネモフィラや日立市のかみね公園、さらには温泉、釣り、農産物直売所など、県民ならではの楽しみ方が広がっています。
観光地としての知名度は低くとも、日常を彩る魅力的なスポットが点在して、訪れた人を飽きさせません。茨城ならではの楽しみ方を知れば、大切な人と素敵な時間が過ごせます。
自然を満喫するもよし、温泉でリラックスするもよし、グルメを楽しむもよし。二人の好みに合わせたデートプランを立てて、茨城の魅力を存分に楽しんでくださいね。
この記事は茨城の結婚相談所「ラポールアンカー水戸」が執筆いたしました。
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