神戸のイメージが強い兵庫県では、なんとなく「関西弁を話す!」と思っている人が多いのではないでしょうか?
兵庫県は南北にわたっており、 県内における方言差の大きい県の一つです。方言区画としては、「但馬方言」「丹波方言」「播磨方言」「摂津方言」「淡路方言」「神戸方言」の6つに分けられます。
それでは、兵庫弁にはどのような特徴があり、各々がどのような印象を持っているのでしょうか?
この記事では、兵庫弁の特徴とイメージについて徹底解説いたします。
✔兵庫弁の特徴とイメージ
✔地域で異なる方言の詳細
✔他地域から見たときの兵庫弁の印象
もくじ
兵庫県は地域によって文化も方言も全く異なります。そのため、同じ兵庫県民でも理解し合えないことがあるのでしょうか?
まずは各取材先でそれぞれの方言についてのイメージを聞いて回った結果を見ていきましょう。
まず姫路の談です。嬉しいことに姫路、神戸、加古川、大阪の出身者と立ち会う偶然に恵まれたことがあったので、それぞれの方言についてイメージを語ってもらいました。
いきなり槍玉にあがったのが姫路や播磨地方で使われる「播州弁」です。大阪出身者が「同じ関西弁に括られるけど、大阪と違って汚い」と言えば、神戸出身者は「方言がいつもケンカ腰」と言います。
これに対して、姫路出身者は「しゃーないやん!」と自嘲気味に笑うしかありませんでした。それもそのはず、播州弁は「日本一汚い方言」と喧伝され、それが全国的にも広まりつつあるからです。
ネット上では姫路在住のユーチューバーが自虐的に紹介するぐらいなので、もはや慣れっこなのかもしれません。
筆者はかつて加古川民のブチギレシーンに立ち会ったことがあるのですが、「ダボ!いねや!!」とものすごい剣幕でまくし立てる様に、背筋がゾクリとしたものです。
しかし肩を持つわけではありませんが、播州弁が汚いというのは誤解もあります。普通にしゃべっているときは「はよせーやー」「きまっとーやん」などと末尾の単語を伸ばしがちで、意外とほのぼのしているように感じます。
おそらく「わえ!なんどいや!」など、相手を威嚇するときによく使われる播州弁のイメージと、ヤンキーが多い現実がごっちゃまぜになり、「日本一汚い方言」と呼ばれるようになったのではないでしょうか。
しかし正直、関東人にとっての播州弁は関西弁の範疇に含まれ、姫路民が自虐的になるほど汚い方言には思えませんでした。個人的には広島弁のほうが「おっとろしー!」
一方、神戸弁は、街のイメージもありますが、どこか上品に捉えられています。ネットでも「可愛い!」などと褒めそやされていますが、姫路や大阪の人たちの見解は異なるようです。
一致しているのは「女子の神戸弁は可愛いと思うけど、何かあざといねん」というものです。例えば、「何してる?」を比較してみると、神戸弁では「何しとぉ?」、大阪では「何してんのん?」、播州弁では「何しよるん?」となり、神戸弁が一番可愛い(福岡もそうだが語尾の「と」はズルい!)。
しかし、福原町のある女性によれば、「神戸弁のが可愛く見られるやん」とのこと。よく見られたがりの神戸民が、神戸弁をかわいく仕立て上げ、自らをアピールする武器にしてきた可能性もありそうなのです。
ちなみに、神戸民は尼崎を大阪扱いしますが、その言葉は大阪弁ではなく神戸弁に近いと思っているそうです。一応、同胞(摂津)意識はあるということなのでしょうか。
丹波弁は、こと兵庫県内ではやや印象が悪いといわれています。神戸弁でも大阪弁でも播州弁でもなく、イントネーションや言い回しが京都弁に近く、表現が「めちゃ回りくどい」という……。
逆に、話しただけで出身がわかりやすいのは但馬弁。こちらは語尾に「〜っちゃ」や「だっちゃ」を付けたり、昨日のことを「きんのう」というように、単語の間に「ん」を加えたりするので、「温かみがある」と好印象です。
淡路弁は、大阪弁に近いですが、徳島弁の影響を受けて「せ」の発音が「しぇ」になりやすいな
ど独特な表現が多いです。
特にお年を召した女性の話し言葉が可愛いといいますが、他の兵庫県民にとっては難解でもあるようです。
それにしても方言ひとつで、この地域差……。言葉も違えば気質も違うというのは、兵庫県に住む面白みの一つといえるかもしれません。
せっかくなので、各地域の方言を載せてみました。何気なく使っている人も多いのでは?
あはたれ → アホ
あーとろっしゃ → 驚いた
ばんなりました → こんばんは
がさくたゃあ → あらっぽい
さんにょう → 計算
あっけーへん → ダメ
きんのう → 昨日
さいなら → さようなら
ちょろける → ふざける
えらい → しんどい
けなりい → 羨ましい
しこって → 一生懸命
へんこ → 変な子
ごうわく → 腹が立つ
ばり → すごい
わや → めちゃくちゃ
べっちょない → 問題ない
サンライズ → メロンパン
だぼ → バカ
かちまっそー → なぐるよ、たたくよ
せんどま → 長い間
あかん → ダメ
じゃまくさい → 面倒くさい
ぐつわるい → 都合が悪い
がい → とても
いんでくら → さよなら、帰るよ
しょうたれ → だらしがない人
あんじょう → 調子良く
おいや → おい
たすい → 頭が悪い
「兵庫弁の特徴とイメージ!関西で異なる兵庫弁の好印象、悪印象」はいかがでしたか?
関西の方言は、「関西弁」と一括りにするほど単純なものではありません。兵庫県だけでもこれほど方言が多岐にわたります。
兵庫は神戸のイメージが強いですが、各方面に行ったときはぜひ聴き比べてみてくださいね。
この記事はラポールアンカー神戸が執筆いたしました。
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