言葉に罪はありませんが、言い方によって人をイラッとさせることがあります。これはビジネスシーンだけではなく、婚活にも当てはまるものです。
例えば、欧米化の波をうけて氾濫する「カタカナ語(横文字)」がその象徴です。意味のわからない言葉を使われてイラッときた人も多いのではないでしょうか?
本人は自覚があって言っているのか、なぜか使っているカタカタ語ですが、そもそも本当の意味がわかって使っているのかも曖昧です。
(わからずに使ってたら本当にヤバい人!)
それでは、特に男性に多い頻繁に横文字を使う人(しかもドヤ顔で!)は、実は嫌われていることを自覚しているでしょうか?
この記事では、残念な婚活事例集として、カタカナ語を使う男性は一生モテない説について徹底解説いたします。
✔カタカナ語を頻発する男性がモテない理由
✔カタカナ語を連発される女性の気持ち
✔カタカナ語を頻発する男性の心理
もくじ
[イラスト/阿部友美]
特にIT系に多く多用されるカタカナ語ですが、使い方を間違えると嫌われてしまいます。特に婚活では言葉遣いに敏感な女性も多いので、少しでも「引っかかる」と感じられたらお断りされてしまいます。
悪気があったわけではなくても、日頃の癖で出てしまうと疑われてしまうのです。それでは、何に問題があるのか、具体的な事例を合わせて見ていきましょう。
まずはカタカナ語を使われた女性に共感できる内容となります……。
※全て実話です。
「君のその発言にはアグリーするよ。僕も次のデートは映画館で決まりかな」
こう言われて、お腹が減った女性はいませんか?(性格にはハングリーなんだけどね)
アグリーとは「同意、賛成」の意味を持ちます。
アグリーするよ、と言われても全く同意された気持ちがせず、「それってどういう意味?」となるのがオチではないでしょうか。これを言われた瞬間、気持ちが萎えてしまった女性は、「やっぱり次のデートはディスアグリー(反対)かな」と返答してあげましょう。
「次のデートは君マターで進めてもらっていいかな?」と言われたら、婚活女性はどのように返事をするでしょうか?
「わかりました。私が責任を持って担当させていただきます!」
……とは、ならないはずです。
(正確には「担当、責任」という意味があります)
しかも、言われた方はなんだか上から目線な感じがしてイラッとするでしょう。デートプランは男性『マター』で責任を持って決めましょう……。
あなたは今、彼と結婚に向けて真剣に話しています。そのとき彼から、「僕のビジョンは子どもを二人授かって、持ち家を持つビジョンがあって、君と幸せに過ごすビジョンが見えるな……」と言われました。
いちいち横文字に引っかかって、肝心な部分がかき消された感じがしませんか? そうですね、ビジョンより「君との未来を見ていきたい」と言われたほうが、誠実な印象がしますし、ドキドキします。
横文字にすると、チープに見えるときもあるのです。
#チープとは安っぽいの意味(筆者も横文字を使うのか?!)
超余談ですが、ビジョン、ビジョンと書いていたら、ふとポケモンが浮かんできて、始めの草むらに出てくる『ピジョン』でした。
「君とのアジェンダは、海辺の見えるカフェでランチをしてから公園でも散歩してタスクをこなすか」
「今日のデートはランチをしてから公園を散歩しましょう」という話なのですが、仕事で疲れ切っていたのか定かではありませんが、明日のデート予定を、上記のようなメッセージで送ってきた男性がいたそうです。
デートではなく仕事感覚で婚活をしているのでしょうか。ちなみに、アジェンダは予定表、タスクは課題を意味します。
(デートが課題って、やっぱり仕事感覚やんか……)
この女性は、いちいち意味を調べることに疲れてお断りをされました。
「明日のスキームはキャンプだから、君は料理のメニューをアサインしてね」と言われた女性がいたそうです。
(筆者も何を書いているか意味がわからなくなってきました。それでも頑張ります)
スキームは「計画」、アサインは「任命する」「割り当てる」の意味を持ちます。ようするに、「明日のデートはキャンプの予定だから、料理は君が考えてね」ということです。
そう言われても、料理のメニューは考えられませんし、なんなら全部あなたがやってよね! そんな気分になるでしょう……。
デートの予定がなくなる(※意味がわからなくてお断りされる)前に、普通に日本語で話しましょう。
「俺が開発したものは基本的にマネタイズできるんだ」
自慢話とも感じるこのセリフ。マネタイズとは「収益化」のことで、報酬を得られる仕組みができたというわけです。
なんて素敵な男性なのでしょう。収益化……できたのですね。
「ねぇ、家族みんなでブレストする予定、リスケしてもらっていい?」
ブレストとは一つのテーマに対して集団で意見を交わすこと。このときのルールは自由に発言し、批判しないこととされています。リスケは予定の変更です。
「家族で集まってブレストしよう」と言われても、なんだかピンと来ませんし、親にもそんな口調で話すのかと思ったら批判したくなります。
#批判はダメなの
話し合うときは丁寧にいきましょう。
「君はコンピテンシーが高くて、アジャイルだから、とても魅力的な女性だと思う」
……もはや、ここまできたら全てを英語で喋ったほうが感じが良いのではないでしょうか。
ちなみに、アジャイルは機敏、コンピテンシーは個人の能力という意味です。
彼からすれば、私のことを最強扱いしてくれているのかもしれませんが、当の本人は少しも嬉しくありません。口説き文句に冷めてしまってお断りされたのです。
「俺の開発したアプリがローンチされて最高の気分。これで利益が出たらボーナスアップも期待できるかも!」
……そう笑顔で言う彼は、車や趣味に使った多額のローンにアップアップしていました。ローンチとは、新商品の発売を意味します。
「ローンチよりもローンを見直して」と、彼女は交際をお断りをしたのです。
(シャレにならん……)
「君はリテラシー(処理能力)が低いから視野が狭いんだよね。もっとエクスペリエンス(経験)が大切なんじゃないかな?」と、彼に言われた女性は、「意味がわからないんだけど?」と返します。
すると彼は、「だから君はダメなんだ……」とため息をついたそうです。これに呆れた彼女さんは「モラハラ男に言われてもね!」とブチギレて、交際を終了したのです。
「君の結婚へのフィジビリティはどうなの? 僕は掃除洗濯ができるから、君は料理をやってほしい」
ようするに「君にできることはなに?」という話なのですが、聞き方に苛立ちを覚えますね。
#マウントとるな
言ってる男性は、きっと上から目線でちょっと顎を上げて喋っていることでしょう。このとき女性は、「あなたに作る料理はないわ」と言ってお断りしたそうです。
(これを言われる前から、それ以外にもいろいろと憤りを感じていたのでしょうね)
「今日のデートのFBしたいんだけど時間ある?」
デートのあとに彼からこのようなLINEがきて、思わずFacebookを開いたといいます。しかし、更新されておらずに、彼に聞いてみたところ、「いやいや、FBといえば、フィードバックでしょ」と言う……。
絶対に使い方と状況を間違っていると思うのですが、どうしても横文字というか、略語を使って存在価値をアピールしたかったのでしょうね。
彼が仕事で成果を出したようで、女性に喜びのLINEがテンション高めで届いたようです。彼女も一緒になって喜ぼうとした矢先、LINEを見てシンプルに引いてしまったといいます。
「僕には出世を目指せるオポチュニティー(機会)があるからさ」
彼女はこのとき思ったそうです。出世のチャンスはあっても、結婚のチャンスはないな……と。
デートで待ち合わせをして、お互いに気になっていたレストランまで行ったとき、残念ながら臨時休業していたそうです。
残念に思いながらも他のお店を探そうとしたその時、彼が言ったセリフはこうでした。
「僕のコンティンジェンシープランはスタバ一択かな」
それって、「近くのスタバに行こうか?」で良くないですか? ダメですか? わざわざ長ったらしい横文字使いますか?
事前に予約しなかった自分の落ち度を、横文字でカバーしようという魂胆ですね。そう考えてしまう筆者はひねくれているのでしょうか。いえいえ、とにかくわかりにくいわ!
(コンティンジェンシープランとは、緊急事態が発生したときに、事業への影響を最小限にとどめるための行動を意味します)
「友美さん、Sさんとの交際はオンスケっす!」
これは婚活アドバイザーの私に届いた、状況報告メッセージなのですが、嬉しい反面、(オンスケってなんだっけ?)と、ググりながら「順調で何より!」と返信いたしました。
ノリノリだった彼は、その1週間後にご成婚されました。おめでとうございます!
#これも全てはオンスケっす!
#オンスケとは予定通り進んでいることっす!
真剣交際につながった彼を両親に紹介するため、レストランで談笑していたときのことでした。
「◯◯さん(彼女)のご両親にはコンセンサスを得た気がします。今日はありがとうございます」
清々しい発言なのですが、聞いている側としてはちょっと恥ずかしい……。彼女さんのご両親も、苦笑いだったのです。
一般的に使われているカタカナ言葉ならまだしも、上記のように普通の人には難しすぎると思われるカタカナ言葉を多用する人には、どのような心理が働いているのでしょうか?
男性の心理を理解すれば、それをレトリック(※巧みに操れる)できるかもしれません!
わかりにくいカタカナ後が多く入った文章は難解で、相手に意図が伝わりにくいものです。
しかし「カタカナ語=外国語」であり、「難しい言葉を操る=デキる人!」という単純なイメージから、使う人だけでなく、聞く人にデキる人という印象を抱かせることが多いと感じているのです。
「カタカナを多用=デキる人」という印象から、無意識のうちにカタカナ言葉を「自分をよく見せるツール」として使っている人もいます。そのような人にとっては、難しい言葉を選ぶほど「デキる度」が高くなります。
しかし、カタカナ言葉を羅列したような文章を書いたり話されても、相手からすれば「もはや日本語に聞こえない……」という状況になることがあります。
結局は「難しい言葉を使っている自分スゴイ状態!」で、相手が理解しているかどうかは問題にしていないのです。
頻繁にカタカナ語を使う人は、「時代に取り残されたくない」というコンプレックスを持っている可能性もあります。
時代の先端を行く言葉を使うことで得られる優越感から、自分に自信を持とうとしているのです。このようなタイプの人は、「自信のない自分を隠すための鎧」なのです。
横文字を正しく使える人は問題ありませんが、これによってマウントを取ってきたり、デキる人を演じるだけの横文字は、相手にとってマイナスの効果でしかありません。
あなたは横文字を使って気持ちよくなっているつもりでも、それを聞いている女性の表情は間違いなく死んでいます。
婚活は対等な関係で、居心地の良さが求められます。それにも関わらず、横文字連発で彼女を置き去りにしていると、いつまで経っても彼女の気持ちを理解できません。
今回の事例を参考に、女性を残念な気持ちにさせないようにしましょうね。
「【断言】カタカナ語を使う男性はモテない!ドヤ顔で言う男性に引く理由」はいかがでしたか?
カタカナ語をなんとなく使っている人、意味もわからず使っている人、見栄を張って使っている人……。いろいろあると思いますが、相手の気持ちを考えると、頻繁に使わないほうが無難です。
相手の表情が曇り顔だとしたら、発言に気をつけてみると良いかもしれませんね。
あなたの婚活をラポールアンカーが応援しています。
「残念な婚活事例集」は、一般の方々からのご意見を受付中です。
以下のお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
水曜日 不定期発行
結婚相談やお見合い、婚活なら結婚相談所のラポールアンカー
時間や場所は会員様のご都合で結婚相談いたします。
「ホームページや口コミで評判」とおすすめ。
初回無料・完全予約制・プライバシー厳守です!
法律を守って運営している
地域密着型の結婚相談所(マル適マーク取得)です。
結婚できました。ありがとうございます。
成婚しました。たくさんの連盟が利用できて会員数も多く、ぴったりの出会いがありました。相談所ならここがおすすめです。
とても優しい仲人さんに担当していただきました。無事に成婚までたどりつけました。本当にありがとうございました。