古の都、京都。風光明媚な土地として、一度は旅行などしたことがある人も多いのではないでしょうか?
千年以上も首都を構えていたこともあり、プライドが高い京都民が住むとよく言われています。それ以外にも、いろいろな京都民ならではの特徴があるのでしょう。
それでは、京都府民にはどのような特徴があるのでしょうか? 京都府民の県民性や性格などを見ていきましょう。
この記事では、京都府民の性格や特徴などについて徹底解説いたします。
✔男女別、京都人の性格や特徴
✔京都人の地域ごとの府民性
✔京都あるある10選
千年以上も日本の首都だったために、プライドの高さはピカ一の京都府民。歴史を大切にするので、長くて読みにくい町名も変えず、それを誇りとしている特徴でもあります。
家柄や格を重視するので、相手の素性を気にしたり、格下だと知るとこっそり優越感に浸ったりする人もいます。地元民からすれば閉鎖的に感じますが、観光名所でもあるのでよそ者にも寛容です。
古いものを大事にしますが、新しいものにも関心が高く、目新しいものを真っ先に取り入れるという先進性もあります。
これも一番が好きな京都人といえるでしょう。そのような県民性を持つ京都人の具体的な特徴を見ていきましょう。
古くは都として栄華を極め、現在もその伝統と文化を大切に守り続けている京都人は、自分たちが日本の文化を牽引してきたという自負とプライドがあります。
そのため、他県の人に対して当たりのきつい対応をするときもあります。文化や伝統という意味で、本当の首都は京都だと思っている人もたくさんいるのです。
「本音と建前」は、京都人の特徴として最も有名かもしれません。京都人が口にする建前は大変わかりにくいと言われています。
実際、口にする言葉と、心で思っていることが違うことは誰にでも良くあることです。そして、建前は心にもないことを言っているのだとわかる場合が多いものです。
しかし、京都人の建前はとても遠まわしな言い方をします。つまり「察する」ことが粋だという風に言われているのです。
京都には、独自の食習慣が存在します。京都人の大切にする和食の「五」。京料理は「五味」「五色」「五法」が基本とされています。
五味は塩味、甘味、酸味、辛味、苦味、季節の味わいである風味の五つ。五色は緑、赤、黄、白、黒の五色。五法は生、焼、揚、煮、蒸の五法とされ、それらの対比や相乗で料理を楽しみます。
そして京都のご飯といえば「おばんざい」です。普段の生活で食べられている惣菜で、いわゆる京都の家庭料理です。
昔、海から遠かった京都の人たちが、旬の食材を使い手間暇をかけて日持ちのするお惣菜を作ったのが始まりです。優しい出汁ベースの味付けは、どんな時に食べてもホッとしますね。
さらに「五体系」と呼ばれるものもありあす。五体系には、次の5つがあります。
■ 大饗料理
平安時代に貴族社会で生まれた大饗料理は、貴族の宴会から接待へと発展しました。ご飯や生物、乾物、唐菓子、果物、魚、鳥類などを、各自が好みで調味料に付けながら、食べていたと考えられています。
■ 精進料理
仏教の教えを守る修行僧の食事として生まれた精進料理は、野菜や大豆など植物性の材料のみを使った料理です。魚や肉などの動物性の材料を使わない精進料理は、現在ではヘルシーな料理として広く楽しまれています。
■本膳料理
本膳料理は、室町時代に武士が客をもてなすときに食べられていた料理が始まりです。料理を一つひとつ器に入れて出す形式で、現在の日本料理の原型になったと言われています。
■ 懐石料理
室町時代に発展したお茶を飲む前に食べる料理のことで、懐石料理のあとに濃茶を飲みます。元々は、一汁三菜の質素な内容でしたが、現在では品数が増えて豪華になっています。
■ 有職料理
有識料理とは、奈良時代から鎌倉時代にかけて発展した朝廷や幕府の接待料理や式典料理です。専用の台に料理をすべて乗せ、身分によってメニューの内容も異なっていました。
このように京都独自の食文化が、食意識の高さが感じられます。
男女別に京都府民の特徴を見ていきましょう。京都の男性はどのような性格をしているのでしょうか?
京都の男性は、言葉に敏感な人が多いとされています。先ほど、本音と建前の話をしましたが、これを上手く使いこなしています。
商売人が古くから多くいた京都は、人の行き来も多く、一つの処世術として言葉について敏感になっていったといいます。
相手を観察して、何か思うことがあっても冷静にその場の状況を見て言葉を発します。京都人に聞いてみると、建前ばかりなこともあり、何を考えているのかわらないという意見もありました。
京都人の高いプライドは、1000年以上も日本の首都だった京都に住む人ならではの特徴です。京都の格は他県とは大きく違い、その考えの一端が言葉の端に混じってしまうこともあります。
それが理由で嫌みな風に聞こえてしまうことがあり、見栄っ張りと思われがちです。出身地に対して強い愛情を持っていますが、愛情が強すぎるのが玉に瑕というわけです。
流行に敏感な京都人は、京都人としてのプライドもあり、半端なものは身につけたくないと思っている男性が多いようです。
特に服装に関してはダサいと思われるのが嫌なので、ある程度のトレンドを把握したり、自身の持つものにはこだわりの強い人が多いのです。
そのため、「身につけるならばいいものを……」と考えていて、多少値が張っても躊躇なしに購入する男性も多いです。
もちろん、ブランド物だから買うのではなく、質がいいものを選ぶ目を持っています。
京都の男性はどのような性格をしているのでしょうか?
京都の女性に気遣い上手が多いのは、昔から商売をしている人が多い京都ならではと言えます。周囲を良く観察できる女性が多いのです。
空気も上手に読めるので、どのタイミングで自分がどのような発言をするべきかをわきまえています。まさに、お店のおかみさんのような女性が多いのも、京都女性の特徴といえるでしょう。
人の意見に左右されずに、自分の考えをハッキリ言えるのも京都女性の特徴です。ハッキリした性格から人に頼ること少ない印象です。
アドバイスはしてもらうより、することが多いです。頭の回転もよく、周囲を観察する能力も優れているので話し上手ともいえます。
『おべっか』とは人のごきげんをとること。へつらうことです。本音と建前が独特な京都でずっと生活してきた京都の女性は、人から聞くお世辞やおべっかには人一倍敏感です。
特にあからさまなヨイショは嫌いで、言われた女性は口数が少なくなってしまうこともあります。
元々、あまり自分のことを積極的に話すタイプではないので、おべっかばかり言っていると会話が弾まなくなることがあります。
また、話し相手がどういう人かを分析するのが早いので、どのように接していけばいいのか理解して行動することが得意です。
京都市中心部とその周辺を示す言葉で、中心部を洛中(らくちゅう)、その周辺を洛外(らくがい)といいます。
さらに洛外は「洛北」「洛東」「洛南」「洛西」の4つのエリアに分かれています。
戦国ドラマでは武将が「上洛(京都に入ること)」を目指しますし、中世の京都の様子を描いた「洛中洛外図屏風」などは有名です。
京都に昔から住んでいる人たちの中では、その住む区域によって言わずと知れたカースト制度が存在します。まだ首都が京都にあった平安時代、平安京は東側の「左京」と西側の「右京」に分かれていました。
その中でも都として栄えたのが左京エリアです。左京エリアは当時「洛陽城」と呼ばれ、ここから「洛」の概念が生まれたとされています。
その後、洛中と洛外の境目は時代とともに変化しましたが、豊臣秀吉の行った京都大改造でハッキリと洛中と洛外を区別したのでした。
そうしてハッキリと区域を区別されたことによって、都である洛中に住んでいるということは、人々にとって非常に大きなステータスになったのです。
現在も、住所は京都御所に近ければ近いほどステータス性があって、洛中の人は「洛外は京都だとは思っていない」という話も耳にするほどこだわりがあるのです。
平安京のあった洛中以外の地域のことを「洛外」といい、面積的には洛中の何倍にもなります。
洛外エリアは広く、特に西側はずっと先に嵯峨や嵐山などが広がっているのですが、江戸時代の地図などでは、御土居の外はすぐに山で、距離感は完全に無視されています。
実は今では洛中と洛外の境目は曖昧で、はっきりとした境界線は京都人にもわからないものだといわれています。
しかし、他県の人が考えているよりもずっと狭いエリアであることは確かです。洛外の人たちは洛中に住む人たちの気質をよく知っていて、プライドの高い洛中の人とトラブルに巻き込まれないよう一歩下がったところにいます。
京都のことを語る際には、洛中の人間ではないことを暗にほのめかしながら話し出すこともあるそうです。
京都人ならではのプライドがあります。京都人に共通するあるあるな特徴を見ていきましょう。
伝統と歴史のある京都に生まれ育った京都人にとって、他の県と同じレベルで話をされるのはプライドが許さないようです。
その典型例として、「関西人」と言われると、気分を害してしまう人が多いようなので、京都人に「関西人!」と言うのは避けたほうが無難です。
「いけず」とは、意地悪でにくたらしい様子を表す言葉です。他県の人に対して「いけず」をするのは、「そう簡単には京都を理解できませんえ〜」という京都人のプライドからきています。
他府県にはわからない、京都の奥深さに対する誇りがそうさせるのかもしれません。
京都の住所が長いのは、行政区と町名の間に入る「通り名」が理由です。
「〜上る、〜下る」「〜東入る、〜西入る」など、通りの名前とどの方向に向かっているのかを記します。
例えば「京都市中京区寺町通御池上る上本能寺町488番地」。京都市と中京区という行政区が示された後、寺町通と御池通の交差点を北側に行った、上本能寺町の488番地に位置することを示しています。
もちろん、郵便物を送るときは通り名を省略しても問題ありません。上記の住所を省略すると「京都市中京区上本能寺町488番地」で済むことになります。
とにかく神社仏閣の多い京都……。学校には、代々受け継がれてきたお寺や神社の子がクラスメイトとして一人や二人はいるといいます。
その子と友達になったらご利益があるかも……。
市内は常に渋滞をしている京都。一つ通りに入ると道は狭く、バスがゆっくり走らなければならないのも仕方ない状況です。
通行の妨げにもなりかねない人の行き来も激しい市内では、市バスの時刻表はあてにならないのです。
市内を運行しているバスは、観光客などで満員のことが多々あるので、乗せたくても乗せれずにバスが行ってしまいます。
また、バス停には人通りも多いので、ハッキリと乗車する意思表示をしないと留まってくれないという意見もあります。
洛は「都」を意味し、京都御所を中心に南の方向およそ2kmがいわゆる都である「洛中」です。
上段でも述べましたが、古くから京都の洛中に住んでいる人に言わせると、洛中以外は京都とは呼べないそうで……。
なかなかに激しいカースト制度が、未だ存在するのです。
鴨川の風物詩といえば、等間隔に並んで座るカップルたちではないでしょうか。驚くほど正確に距離を置いて川辺に座るカップルたちは見ものです。
「等間隔カップル」になる理由を調べたところ、人が無意識に作る目に見えない縄張りパーソナルスペースが影響しているそうです。
さらに実証するべく、実際に鴨川で座っている人たちの間隔を調査したところ、約半数が1mから2mの間隔で座っているという結果になりました。
これは他の都道府県にも該当しますが、古い町並みが美しい京都では、景観を損なわないようにするため、マクドナルドやコンビニの看板が茶色になっています。自治体の規制がかかると厳しくなります。
三方が山に囲まれている盆地の京都では、夏にはフェーン現象(※気流が山の斜面にあたったのちに風が山を越え、暖かくて乾いた下降気流となってその付近の気温が上がる現象)が起こり気温が良く上がることに加え、高湿度でサウナのような状態になります。
一方、冬になると湿度が下がるせいで、体内から水分が多く蒸散してしまい、いわゆる「底冷え」をする寒さになります。
「京都府民の性格や特徴は?京都人の地域ごとの府民性とプライド」はいかがでしたか?
いけずだとかプライドが高いだとか言われがちな京都府民ですが、その理由を探ると、文化の違いから起こる誤解から生まれていたことがわかります。
京都人は付き合いにくいと思われがちですが、素晴らしい歴史に触れて育ってきたことは間違いありません。
京文化や、性格を知ることで、今までとは違った接し方ができるようになるかもしれませんね。
この記事は「ラポールアンカー京都」が執筆いたしました。
結婚相談やお見合い、婚活なら結婚相談所のラポールアンカー
時間や場所は会員様のご都合で結婚相談いたします。
「ホームページや口コミで評判」とおすすめ。
初回無料・完全予約制・プライバシー厳守です!
法律を守って運営している
地域密着型の結婚相談所(マル適マーク取得)です。
結婚できました。ありがとうございます。
成婚しました。たくさんの連盟が利用できて会員数も多く、ぴったりの出会いがありました。相談所ならここがおすすめです。
とても優しい仲人さんに担当していただきました。無事に成婚までたどりつけました。本当にありがとうございました。