岡山の方言といえば癖が強く、しっかり聞かないと聞き取れないこともしばしば……。岡山県出身の芸能人が岡山弁を話していると、標準語とは思いっきりかけ離れた訛りを感じられるでしょう。
それでは、岡山県人にはどのような特徴や人間性があるのでしょうか?
岡山県外の人には理解不能な生き方を感じられることもしばしばあるので、岡山県出身のわたしが改めて調査してみました。
✔岡山県民の人間性と方言の考え方
✔岡山県民にしかわからない共通点
✔岡山県民の性格や生き様
もくじ
[イラスト/『読みテレ』]
岡山県民の人間性にはどのような特徴があるのでしょうか? 方言も個性的で独特なところからも、岡山県民ならではの特徴が存在します。
他県民にはちょっと理解できない(?)岡山県民の特徴を見ていきましょう。さまざまな岡山の県民性の特徴を解説していきます。
岡山の県民性は数々の出版物やインターネット上で「計算高く合理的」「知恵がよく回り出世上手」 「理屈が大好き」といったものから「備前商人は転んでもタダでは起きない」という言葉が飛び交っています。
さらには「自己中心的で短気、犯罪が多いのも無理はない」という酷い批判まであります。まともなのは、県北に伝わる「駆け落ちするなら美作」というものくらい……。
これも、額面通りに受け取るなら、美作は人情に溢れていて駆け落ちには最適というものです。ところが、「他人に興味がないので、目立たない」という見方もあるのです。
「岡山の二度泣き」という言葉の由来が、まさにそれです。これは他県民が、岡山に転勤を命じられた時は、イメージが希薄で全国的な認知度が低く、どのような地域か見当がつかない不安感と未知の地への期待感を織り交ぜながらやってきます。
実際に住んでみると、ビジネスクレームの多さ、公共交通機関利用時のマナーの悪さ、 ヨソ者に対する冷淡さなどの保守的、利己的、 排他的な風土に泣き、他都市へ転勤を命じられた時には、ヨソ者には住みにくい岡山の街から離れられる嬉しさで泣く、というものです。
一見、伝統的な慣用句のようにも見えますが、実はこの言葉は2001年に政策審議会の「夢があり、持続的発展が可能な21世紀の岡山市を実現するための中期的な指針の策定についてー中間答申」の中で初めて用いられたものです。
要は、役所が岡山の問題点を記すのに、自ら岡山を叩く言葉を発明して記したら、インターネットを通じて広く知られるようになったのです。
そして、同県民を「自分は別だ」という立ち位置を示しながら、批評したり、悪口を述べるのは大の得意です。前出の大宅氏の文章にも、「岡山県人が、自分のことをほかっておいて同県民を嘲笑する様に驚いた」ことが記されています。このように岡山県人は同県民をけなすのが基本スタイルなのです。
しかし、東京で岡山県人同士が出会ったら、突然岡山弁で和んだりと、他県民には理解しづらい県民性だと言えるでしょう。
他県民に出身県のことを嘲笑されたときにフォローするどころか、後ろから 切りつけるのが岡山県人を象徴するポイントです。こんな酷い県民をほかには見たことがありません……。
しかし、こうした気質は総合的にはプラスに働いています。誰もやらないこと、人からは奇矯と思われることに価値を感じる様は、さながらロックンロール!
古代から、そんなロックな魂で歴史に名を刻んだ岡山県人は数知れません。古くは、時の権力者・道鏡に反旗を翻した和気清麻呂がいますし、近代以降は、そうした人々が岡山県どころか日本を大いに発展させてきました。
一方、さらに詳しく見ていくと岡山県には、そんなロックな岡山県民と、とことん保守的な県民の二つが混在しています。
この論では、文学者たちの共通点として「若くして故郷を離れ、中央で名を挙げて活躍した」「性格は偏狭といわれ、郷土の人とあまり付き合わなかった」ことを指摘しています。
さらに、岡山県の県民性として県知事に中央官僚出身者が多いことや、自民党支持が多かったことを挙げて「時代をリードする一部の代表者たちは、他県人に嫌われるほど自我が強く、進取の気性に富んでいるが、一般の県民たちは穏健で保守的? となると、そのギャップに、戸惑わざるを得ない」と記しています。
地元民すら戸惑う、特殊すぎる気質……。しかし、ステレオタイプな印象が県外に飛び出た人々によって生み出されたことだけは、なんとなく理解できるでしょう。
「あの人らーしゃべりょーんは変な言葉じゃのー」な思考の岡山人。この岡山弁の立ち位置を正確に記そうとしたら、それだけで本が1冊できてしまいます。
そもそも、岡山弁にもいくつか分類があり、備前備中で話される岡山方言を中心に、東部では播磨方言が、西部では岡山方言とはちょっと違う備中方言が、北では美作方言、鳥取県との境では美伯方言や伯中方言、それに沿岸部には瀬戸内海方言など、いくつも分けられるのです。
1973年に出版された『岡山の方言』には、岡山市内で方言調査をする度に、はえぬきの人はおらんなー、と言う声を耳にするなど、郷土史家の岡長平氏が「よくワシガサイゴノオキャーマベンジャ」と力説していたと記されています。
お年寄りは「今はみんな標準語じゃ」と思うのかもしれませんが、なかなか岡山弁は根強く生き残っています。
そもそも、岡山県人には自分たちの言葉が岡山弁という意識はほぼないはずです。自分たちの言葉が標準語、県内でもヨソの地域の人は「あの人らー、変なことしゃべりょーるなー」という具合なのです。
大阪や広島の人が、方言にアイデンティティを持っていて、東京に出ても執幼に方言を話すのと違って、元来保守的かつ中央に合わせようという気質が強いので、東京に出たら自分たちの言葉を修正するので、ゆえに岡山弁はマイナーなのです。
他県人からすると、岡山弁を話す人々は「なんだ、この無礼なヤツら!」と勘違いされるかもしれません。
例えば、「バスが来るで、はよーいかれー」と言われても「早く行け!」と命令されているのか、「早く行きなさい」と親切に言ってくれているのか判断しづらいものです。
男女ともに語尾が「じゃ」となるのが、他県人、特に関東の人には異様に見えるようです。
(ちなみに、美作は「じゃ」ではなく「や」と発音する地域も)
学校などでも先生が「どけーいきょーんなら」と聞けば、「わしらー、 今日は部活じゃー」という具合です。聞き慣れないと尊敬や謙譲の意図が入っているのかいないのか、全く分かりません。
それを読み解くのは場の雰囲気だけ! 元来、場の空気を気にしないとされる岡山県人が、雰囲気で意図を理解するというのも面白い現象です。とはいえ、これも岡山弁が乱暴な言葉などと言われる原因です。
「早くして」というとき、岡山あたりでは「はよーしょー」、倉敷あたりでは「はよーしねー」という言葉を、ある程度目上の人にでも平気で使います。
これに加えて、発音やアクセントに他県人はとまどうものです。岡山の多くの地域では「さしすせそ」は「しゃししゅせしょ」と発音されていて、全県的に「ガ」音を強く発音するアクセントが一般的です。
全国的に「ガ」を強く発音する地域は少ないもので、「岡山県人は、鼻の詰まったような発音をする変なヤツら」 と思っている人もいるのです。
「岡山県民の人間性と方言の特徴!岡山県外には理解不能な人間力」はいかがでしたか?
方言が強い地方は全国探せば他にもありますが、岡山もなかなかの異彩を放っています。だからこそ岡山県民が愛されるポイントなのかもしれません。岡山県はとても素敵なところです!
この記事は、結婚相談所のラポールアンカー岡山が執筆いたしました。
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