結婚前に話し合っておきい「お互いの価値観」ですが、価値観が似ているつもりで結婚を決意したのに、結婚後、実際は違っていたことに気づいた人は多いものです。
積み重なった価値観の違いがケンカのきっかけになって、離婚の原因になってしまうこともあります。大切なパートナーとの結婚生活はケンカを少なく、末永く幸せに歩みたいものです。
それでは、結婚前にどのようなポイントを確認しておけば良いのでしょうか?
この記事では、夫婦生活で大切な価値観と確認事項について徹底解説いたします。
✔結婚前に価値観を合わせる確認事項
✔結婚前に必ず話し合っておきたいこと
✔価値観の一致が大切な理由
もくじ
結婚前に必ず確認しておきたい価値観のポイントを見ていきましょう。交際中に違和感があったり、「ちょっと違うな……」と思うことは、結婚する前に必ず話し合っておきましょう。
まず最初に話し合っておきたいのは、お金の価値観です。 夫婦になる以上、お金はとても大切です。特にパートナーが「何にお金をかけているのか?」を知っておくことはストレスの軽減にもなります。
それ以外にも、以下の項目をチェックしておきましょう。
・お互いの収入と貯蓄額
・金銭面での生活目標(毎月の収支)
・家計や口座管理はどちらが行うのか
夫婦でも相手の収支状況を知らない家庭は意外と多いです。いざ結婚してから「車のローンがあった」「実はリボ払いの借金があった」などを知らされることもあります。
お金の使い道は二人の生活水準にも大きな影響が出るので、夫婦間のトラブルにつながる可能性があります。
「お金の話ばかりしてイヤラシイ」と思われるかもしれませんが、お互いに明るくオープンに話せば問題ありません。車や家の購入予定や、引っ越しの予定なども検討しながらライフプランを考えましょう。
結婚後に借金するときは、事前相談や同意が必要か決めておきましょう。これも見落としがちですが、結婚前の借金として奨学金やその他の借金の返済などもあり得ます。
借金の有無は、自らパートナーに開示しにくいものです。そのため、結婚後に多額の借金があることが判明し、夫婦関係にヒビが入ったという事例は多々あります。
結婚前に作った借金なら、返済義務は本人と保証人のみで配偶者に返済義務はありません。しかしほとんどの場合は、結婚前の預貯金だけから返済するのではなく、結婚後の収入から返済するパターンが多いので夫婦生活にも影響します。
借金はなかなか言い出しにくいですが、いずれわかってしまうので、結婚前に素直に開示することをおすすめします。
お互いの家族の価値観も、結婚前に確認しておきたいものです。例えば、以下のような価値観があります。
・実家への帰省頻度
・家族や親戚が集まるイベントの頻度
・両親との同居や介護
・両親の生活レベル
家族や親戚との関わり方は、家庭で全く変わります。年一で関わる家庭もあれば、自宅から近所でよく顔を合わせる関係になることもあります。
そのため、お互いにストレスがないように、帰省やイベントの頻度や重要度と、パートナーにどの程度付き合いを求めるのかを確認しておきましょう。
お互いが家族をどのようにサポートしていくのか、真剣に話し合っておくのがおすすめです。
子どもへの価値観は、今後の人生設計を考える上でとても大切です。育児や妊娠出産について話し合っておきたいポイントは以下の通りです。
・子どもの有無
・子どもはいつ頃授かる予定か
・産前、産後の仕事
・出産や子育てに必要な資金準備
子どもについてどのような考え方をするかはもちろん、時期や年齢は男女間で大きく差が出る場合があります。
さらに、産前産後の仕事についても、共働きを希望する人もいれば、出産後は家にいたいという考え方もあります。産まれてからアタフタする前に、お互いの希望は明確にしておきましょう。
二人の意思を共有できたら、出産や子育てに必要な資金計画を検討することをおすすめします。もちろん、妊娠出産は授かりものなので、二人の思う通りに進まないことが出てきたり、考えが変わることは承知しておきましょう。
その都度話し合い、柔軟に対応していく心構えが大切です。
仕事や働き方の価値観とは、仕事のスタイルやキャリアプランのことです。家計にも大きく関わることなので、事前に確認しておきましょう。
・結婚後はどのような働き方が現実的か
・異動や転勤の有無
・キャリアプランや転職の可能性
結婚後はどのような働き方を望むのか、転職の希望や労働条件など、お互いの希望を確認しましょう。これにより、夫婦の生活リズムや生活水準、住居、世帯年収も大きく変わってきます。
また、先の見通しを立てて安定した結婚生活を送るためにも、10年後はどのように働いていたいのかを考えつつ、キャリアプランや、転職の予定も共有しましょう。また、起業など明確な目標がある場合は、今のうちにしっかりと話し合っておくことが大切です。
チャンスがきたときに、お互いが協力体制を取りやすくなるための下準備として考えましょう。
お互いに負担にならないよう、家事は得意、不得意をお互いに共有しておきましょう。
・家事の得意、不得意
・仕事と家事に対する価値観
・分担制
・どの家事をどちらがどの頻度でするのか
家事分担は、共働きが一般的な世の中において価値観も多様化されました。
とはいえ、「自分の方が稼いでいるから」「仕事時間が長いから」など、仕事を理由にどちらかに負担が偏りがちです。
大変さはお金や時間では図れないので、家事分担への決まりごとは共有しておくことをおすすめします。
しかし、しっかりと平等に分担を決めてしまうと、やらなかった場合ケンカに発展してしまいます。自分のことは自分でやることを基本として、「得意な方がやる」など、家事の配分にこだわりすぎないのが上手くいくコツです。
子どもができたり、引っ越しして環境が変わった場合は、その都度話し合いをして柔軟に対応していきましょう。
これまで生活してきた価値観は倫理観や宗教観に影響されていることもあります。社会生活の中で守るべき秩序や善悪の基準が違う場合もあるのです。そのため確認しておきたいポイントは、以下の通りです。
・宗教信仰の有無
・時間の価値観
・食事の価値観
・清潔や衛生面
・異性との付き合い方
まずは「これだけは許せない」と思うものが何かをお互いに話し合いましょう。暴力やギャンブルという人もいれば、遅刻や浮気という人もいます。
「相手がされたら嫌なこと」は、大きなケンカの原因になることなので、必ず知っておきましょう。それ以外にも「自分ルール」がないか、それを相手にどこまで求めるのかチェックしておきましょう。
また、家族の宗教信仰の有無も大切です。
「結婚したら配偶者も信仰することが前提」と強要させられる場合もあります。宗教によっては「チャペル挙式はNG」などの結婚式のスタイルへの制限はもちろん、「輸血や臓器移植はNG」など、医療行為に制限がある場合もあります。
相手が宗教を信仰している場合には、結婚後の宗教への関わり方を必ず確認しましょう。
お互いに共働きを選択したり、両親との同居の有無によっても住む場所が変わってくるものです。
通勤距離が長くなる場合は、食事の準備など分担などルールを決めておかないと、後々ストレスになるので住む場所を決める前から二人で話し合っておきましょう。
今まで住み慣れた場所を離れる場合は、新たな土地で孤独を感じることもあります。このような観点からも、どこに住むのかお互いの考えを事前にまとめておきましょう。
好みの分かれる指輪のデザインや価格も相談しておきたいポイントの一つです。
・婚約、結婚指輪が必要か
・指輪の購入費用
・身に着ける頻度
女性に贈る婚約指輪はもちろん、当たり前と思われがちな結婚指輪も「購入しない」というカップルも増えてきました。
費用の高さから「指輪を購入するよりも二人で使う家具に充てたい」と考えている夫婦や、「仕事の都合で着けられない」「アクセサリーが苦手」という人など、理由も様々です。
結婚指輪を着けたくないといわれると、「愛情が足りないから?」などと、不安に思う人もいます。指輪への憧れや思い入れが強いほど価値観の違いに発展しやすいので、購入の有無はもちろん、身に着ける頻度や、費用の相場についてお互いの意見を尊重しましょう。
誕生日や結婚記念日、休日の過ごし方も話し合っておくと良いでしょう。
・どの記念日をお祝いしたいか
・記念日にはどんな風に過ごしたいか
・休日の過ごし方や趣味趣向
二人の記念日や休日の過ごし方も人それぞれです。自分の理想を押し付ける前に、まず相手がどう考えているのかを話し合ってみましょう。
また、記念日をお祝いする場合には、どのように過ごしたいかも確認しておきたいところです。 片方が理想を持っていても、しっかりと共有できなければ願いが叶いません。
二人にとって特別な日を楽しく過ごすためにも、価値観のすり合わせが大切です。
セックスは夫婦間において大事な問題です。新婚でセックスレスになり、これが原因で離婚する夫婦も多いものです。
また、特異な性癖のある人についてもこの先、その性癖に付き合っていくと、いろいろな問題が生じる可能性があります。
結婚前からセックスに対して不満や懸念があれば、話し合っておくと良いでしょう。
浮気のボーダーラインの考え方にも個人差があります。お互いがどこまでは許せて、許せないか話し合いをして結婚生活の余計なストレスを減らしましょう。
異性との食事、風俗店やキャバクラに行くことが浮気という人もいますし、そうでない人もいます。配偶者の不倫が離婚につながることはよくある話です。
また、結婚後に浮気をしたらどうするのかも話し合いましょう。
治療費や通院の時間は結婚生活の一部になります。不定期な治療なども含めて、費用や時間が結婚生活にどれほど影響を及ぼすのか客観的に把握しておきましょう。
持病についてパートナーの理解を得て、どれほどサポートが必要かも話し合っておくとお互いの精神的な負担も減ります。
両親が高齢になったり、怪我や病気で動けなくなると、誰かが面倒を診ることになります。高齢化社会の介護問題も、私たちにとって重要視すべき問題です。
要介護度にもよりますが、どれだけ資本(稼ぎや預貯金)を持っているかも重要です。十分な資金があれば施設を探せます。
しかし、もし介護を自分たちでやると、仕事をやめなければいけない可能性もあります。この時のためにも、お互いの両親の健康状態や家の裕福さを確認しておきましょう。
お互いの両親は、いつまでも元気でいてほしいものです。だからこそ、結婚する前に相手の両親について「この人たちを介護する可能性もあることは心に留めておきましょう。
「結婚前の確認事項が知りたい!夫婦生活に大切なチェックリスト13選」はいかがでしたか?
パートナーとの結婚を意識し始めた時に、一生を共にして良いのだろうかと思い悩むこともあるでしょう。
結婚生活は思いもよらないことも起こったり、実際に結婚してみなければわからないことも多々あります。だからこそ事前にお互いの考えを確認できれば、結婚をした後に「理想と違った!」という事態を防げます。
ぜひ今回のチェックリストを参考に、パートナーと献身的に話し合いをしてみてくださいね。
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