杜の都、仙台の名物グルメといえば、やわらかくて噛みしめるたびに肉の味が口の中に広がる「牛タン」を思い出す人も多いでしょう。
しかし、山の幸にも海の幸にも恵まれている仙台には、牛タン以外にも堪能できるグルメが満載です。もちろん、牛タンが有名だからといって、仙台人が毎日牛タンを食べているはずがありません。
そう考えると、実際に仙台市民が食しているグルメが気になる人も多いはずです。
それでは、その他の仙台グルメにはどのようなものがあり、仙台市民に愛されているのでしょうか?
この記事では、仙台市民に愛されている仙台グルメの文化やお酒について徹底解説いたします。
✔仙台市民に愛される仙台グルメ
✔仙台市民に愛される地元の銘酒
✔仙台グルメまとめ
もくじ
仙台グルメは牛タンだけなのでしょうか? 地元民に話を聞いてみると、東北最大の都市、仙台だからこその食文化が満載です。
それでは、さっそく仙台グルメの魅力を見ていきましょう。
仙台のソウルフードについて調査してみると、予想していたことですが、仙台人に「牛タンのうまい店」を聞いても、歯切れのいい答えは返ってきません。
牛タンは紛れもなく仙台発祥の名物ですが、2,000円弱もする牛タン定食3点セットを、仙台人が日頃から食しているわけではありません。市内に10軒あまりもありますが、隠れた名店を知っているのは一部の上級仙台人だけなのです。
仙台の食は、リアルとイメージのズレが生じている典型例でもあります。
近年はずんだ餅から生まれた「ずんだシェイク」が話題を呼びましたが、店に列をなしているのは旅行カバンを抱えた乙女ばかりで、地元の女子高生は完全にスルー! 手に持っているのはたいていスタバの新作フラペチーノです。
筆者は、すでに何度も仙台を訪れていて、その度に牛タンをいただきました。もちろんおいしいです。
仙台といえば、やっぱり牛タン屋さんを目で追ってしまうのですが、もっと別の仙台名物を食すことを目標にしてみました。
これが牛タンと同様に、仙台発祥とされる冷やし中華です。メニューには「冷やし中華」ではなく、「涼拌麺(リャンパンメン)」と書かれています。
冷やし中華は、北海道では「冷やしラーメン」と呼ばれて、岩手県では「冷風麺(レイフウメン)」とも呼ばれることもあり、呼称については地域差があります。しかし、仙台人は「涼拌麺」と呼んでいるのかといえば、その呼称は定着しておらず、むしろ「冷やし中華」でないと通じません。
さて、食した感想といえば、良くも悪くも想像の範囲内を超えることはない「うまい冷やし中華」です。
店員さんに発祥当時からこの味なのか尋ねたところ、当時の冷やし中華は今とは全くの別物だったらしいです。具もキャベツ、キュウリなどの野菜が中心で、味付けは塩。現在は、酢醤油とごまだれの2つから選べますが、発祥当時の塩味ではないのです。
時代に合わせて変化させるのは大事ですが、発祥ならではの「元祖涼拌麺」があると、もっとソウルフードとして定着するのかもしれません。
冷やし中華発祥の店を出た直後、すぐ近くで行列をなしている店を発見しました。ちょっと覗いて見ると、そこはごく普通のつけ麺屋でした。仙台人に話を聞いてみると、特に台湾まぜそばがおいしいと大評判!
「ここは名古屋か?」と思うところですが、麺に使用されているのは北海道産の小麦……。やはり仙台とは全く関係がありませんが、そもそも仙台人はラーメンが大好物です。市内を巡ってみると、そこかしこにラーメン屋さんが林立し、先の冷やし中華の発祥店から200m圏内に4軒も連なっていました。
そのなかで、若い仙台人がアイデンティティを感じているのは『仙台っ子ラーメン』。これも1995年オープンで、味のベースは横浜発祥の家系ラーメンです。
その他に、仙台人のおすすめは『そばの神田』です。一号店が青葉区にあるので仙台発祥かと思いきや、早稲田、お茶の水で立ち食いそば屋開業。ちなみに、どちらも仙台人のソウルフードだと豪語しています。仙台人は仙台名物よりも、外来食をソウルフードにしてしまう民族なのです。
かつて仙台藩は米どころとして栄え、江戸に大量の米を送って財政を潤しました。宮城県古川農業試験場では「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を開発。
「ササニシキ」は1993年の冷害で大きな被害を出して以来、作付けは大幅に減少しましたが、「ひとめぼれ」は今も県内で広く栽培されています。
近年では同試験場が「だて正夢」を新たに開発し、県をあげてPR活動に精を出しています。
米どころは全国各地にありますが、いずれも共通しているのは「酒どころ」でもあるという点です。当然ながら宮城県内にも全国区の有名銘柄が揃っています。
塩竈市の「浦霞」や、大崎市の「一ノ蔵」がその二大巨頭といえます。両銘柄ともに仙台の居酒屋でよく飲まれ、思わず仙台の酒と誤解してしまうほど。
仙台市も、けっこう個性的な酒と酒蔵が存在しています。
そのうちの一つが「勝山酒造」。1688年創業で、伊達家の御酒御用酒屋として発展を遂げてきた伝統ある名蔵です。その勝山酒造ですが、2005年に青葉区の一等地から、泉ヶ岳の麓に蔵を移しました。以来、生産量を減らして、高級銘柄中心のラインナップになります。
しかし、それだけでは商売も苦しかったようで、駅構内の物産店でも販売するようになりました。勝山酒造が泉区に移ってしまったので、かつての城下町に残っている酒蔵は、若林区にある「森民酒造本家」を残すのみとなりました。
マニアックな人なら知っている 「森乃菊川」という銘柄を造っている酒蔵です。ちなみに、「森泉」を造っている大崎市の森民酒造店は、森民酒造本家の分家です。
さて、森民酒造ができたのは1849年。森民蔵という行商人が岩手県からやってきて、北五番丁や木町通りの辺りで納豆やワラジを売っていたそうです。その後、荒町に土地を買い、蔵を建てて酒蔵を興したといいます。
当時の荒町は仙台藩から麹の専売を任されていて、水もキレイだったそうです。酒を造るのに好の立地だったのです。
その当時の森民酒造の勢いはすさまじく、東一番丁通りに芝居小屋まで経営していたらしい……。ちなみに濃厚な甘口が特徴の「たまご酒」 も名物の一つです。
この勝山酒造と森民酒造が、江戸から続く仙台の二大ブランド! どちらも個性が際立っていて、知る人ぞ知る酒という、良いポジションになっているのです。
牛タン
ずんだ餅
笹かまぼこ
おはぎ
はらこ飯
三角油揚げ
マーボー焼きそば
各種ラーメン
「仙台グルメは牛タンだけ?仙台グルメと酒の文化を解説」はいかがでしたか?
東北最大の都市、仙台には様々な食文化があります。グルメ雑誌などでは牛タンやずんだスイーツが紹介されてばかりですが、それ以外にも仙台にはおいしいグルメが満載です。
今回の記事を参考に、ぜひ仙台グルメを堪能してみてくださいね。
この記事は、結婚相談所の「ラポールアンカー仙台」が執筆いたしました。仙台市民の婚活をラポールアンカーが応援しています。
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