全国にはその土地柄によって独特な習慣があります。東北最大の都市、仙台も同様に、仙台人ならではの習慣があります。
それでは、好奇心が強いといわれる仙台市民はどのような習慣があり、イベントを楽しんでいるのでしょうか?
この記事では、仙台市民の独特な習慣やイベントについて徹底解説いたします。
✔仙台市民の独特な習慣
✔好奇心の強い仙台人の風習
✔仙台の商売気質
もくじ
仙台にも季節ごとに様々なイベントが用意されていますが、中には仙台(その他隣県)のみで親しまれている行事や風習があります。さっそく仙台独自の習慣について見ていきましょう。
東北地方特有の、季節のイベント「芋煮会」。最近越してきた人でもなければ、仙台人は確実に参加経験があるはずです。
ちょっとした友人だけの集まりから、会社の歓迎会まで、芋煮会の開催理由は多岐に渡ります。芋煮会は青森をのぞく東北のどこでも親しまれていますが、なかでも頻繁に開催しているのが宮城と山形の二大勢力といわれています。
山形は醤油味&牛肉で、宮城は味噌味&豚肉というのが常識です。特に仙台人であれば、山形県民との交流も多いので、お互いに「どちらが本当の芋煮か?」火花を散らすこともしばしば……。
仙台人が「仙台味噌がうまい」と言えば、山形人は「味マルジュウの出汁しか認めない」と豪語し、両者の言い分は幾年経っても平行線のままです。
メインシーズンは秋で、スーパーやコンビニでは芋煮会用に薪や炭、着火剤などの「芋煮セット」を売り始めます。仙台人に根付いたイベントの一 つであり、シーズン中の広瀬川河川敷は、芋煮会を楽しむ人でごった返しています。
芋煮会の醍醐味は、屋外でそれぞれが具材を持ち寄って、みんなで作り上 げるという点! 共同作業をしているうちに仲良くなれるので、シャイで人見知りな仙台人にはピッタリのイベントでしょう。
芋煮会は、仙台人のコミュニケーションの場として開催されています。いわばノミニケーションならぬ、イモニケーションこそが仙台人の社交の基本なのです。
その他にも、仙台人特有の文化で有名なのが『仙台初売り』。毎年1月2日に開催される初売りイベントで、商店街はお祭り騒ぎとなります。仙台人は正月になると、初詣よりも初売りが最優先だという人もいます。
この仙台初売りのすごいところは国が特例を認めている点です。通常、豪華な景品や特典をつける販売方法は「景品表示法」という法律で規制されていますが、 仙台初売りの場合は、「歴史ある商習慣に基づくもの」との理由で、特例扱いに なっているのです。
それだけ仙台初売りの歴史は古く、江戸時代後期の『仙台年中行事』に、その記述が見られるように、この頃にはすでに仙台藩一円にその名を轟かせるビッグイベントになっていたようです。
それにしても、景品にフェラーリをつけたこともあるそうで、何とも「伊達者」らしい発想です。
そんな派手好きで、古くから商都としての習慣が根づいていて、ちょっとしたイベントになるのが、東北初出店の金看板。東北地方はチェーン店の出店が遅れることが多いです。東京では普通にあっても、東北にはないという店舗はたくさんあります。
しかし、仙台だけは別で、100万人都市ということも相まって、毎年のように東北初出店が進出して話題になります。
例えば、2020年6月に初出店した焼きシュークリームのお店は、口コミで人気を呼んで、仙台女子たちがこぞって店に押し寄せました。
評価は人それぞれですが、とりあえず行ってみようとするのが仙台人の習慣なのです。
このように、人付き合いにはシャイな一面があっても、新しいものへの好奇心は特段に強いです。このあたりも仙台人気質の表れといえるでしょう。
しかし、仙台商人は古くから「殿様商売」と呼ばれ、売ってやる方式の商習慣が批判の的になってきました。
例えば、昭和初期に仙台市内で配布された副読本には、「仙台で無くしたいもの」という項目のうち、会議が定刻通りに始まらない「仙台時間」、荒々しく田舎っぽい「ズーズー弁」と並び、不親切で愛想の悪い「殿様商売」が挙げられています。
また、1933年に三越が開業した際には、地元民が猛烈に反対しました。その理由が当時の「河北新報」に記されており、以下がその一節です。
「仙台に来てしゃくにさわるのは店員の不親切と不遜な態度。ありがとうも言わぬ。主人も客の顔をジロジロ眺めるだけで挨拶もせぬ。店員の訓練、価格統一、顧客の店への入りやすさ。これでは百貨店の進出に対抗することはできまい」
これが当時の市民の本音だったのです。
しかし、この「殿様商売」はずいぶんと薄まっています。なぜなら、東京資本の店舗が仙台資本の店舗を追い出してしまったからです。
仙台人は「リトル東京」などと呼ばれることを嫌いますが、自慢のアーケード街は他県資本の巨大チェーンばかり……。それも、仙台商人が時代にそぐわない商習慣を長らく続けてきたことも関係しているといわれています。
その上、仙台人は派手で新しいものが好きなので、仙台ならではの商店は、少しずつ顧客を奪われてしまったのです。それでも生き残っている老舗を見ると、なんだかホッとするのです。
「仙台市民の独特な習慣は?好奇心の強い仙台人の風習を解説」はいかがでしたか?
仙台市民には馴染みのある風習も、他県から見れば意外なことも……。当たり前のようにしている習慣が、実は地元独自のものだという発見も面白みがありますね。
これを機に、他県の風習も再発見してみましょう!
この記事は、結婚相談所の「ラポールアンカー仙台」が執筆いたしました。仙台市民の婚活をラポールアンカーが応援しています。
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