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サイバーエージェントが中心となり、2019年2月9日に開催された「ロボット婚活パーティー」が話題です。このロボット婚活は「会話をロボットが代行する」という非常に斬新なサービスです。実際にパーティに参加された方やニュース・テレビを見た方はどのような感想を抱いたのでしょうか?
コミニュケーションが上手くとれない、言葉を発せない人や極度の人見知り、手話しか話す方法がない人など一部の方にとっては非常に可能性がある方法です。いずれVR空間内で出会って婚活するときにもこのノウハウが生かされるはずでしょう。
今回は「ロボット婚活」の現場を徹底解説いたします。婚活パーティーの様子も動画配信していますので、ぜひご覧ください。
婚活において必要な会話を、人型ロボットが代行する新しいお見合いスタイルです。初対面での会話が苦手な人をサポートしてくれます。大勢の中や人前では話せるけど、1対1は恥ずかしいといった方にも有効です。
・「緊張して上手くアピールできない」などのコミュニケーション課題を解決
・心理的負担が少なく円滑な対話ができる
・「自分からは直接言いにくいこと」や「少し聞きづらいお相手への質問」を任せることが可能
これ以外にも、ロボットの機能性やデザインなどが話のネタになり会話が弾むといったメリットもあります。
この動画はデモンストレーションですが、ロボットが話している雰囲気が想像できます。実際の参加者(人)は何も話さないというシュールな光景ですね。
国内全体では、未婚率の上昇、晩婚化、少子化などの問題に注目が集まる中で、結婚を希望する人が一定数おり、 近年では、テクノロジーの発展によりマッチングサービス市場が拡大、これまでよりも個人の出会いの機会が増えています。
しかし、恋愛結婚が一般的となりさらにサービスが多様化した中で、自ら結婚相手を探す必要性がある近年、出会いにおいて「初対面で何を話したらいいのかわからない」といった、対面時のコミュニケーションに不安を感じている方が多く、 せっかくの出会いの場を活かしきれていない現状があります。
そこで、結婚に向けた気運の醸成に取り組む東京都を後援とし、CiP協議会が主催となり、イベント運営事務局として交流創造事業に取り組む株式会社JTB、技術協力として「人間から信頼を得る対話エージェントの実現」を目指し研究開発を行うサイバーエージェントなどが参画し、本イベントが発足されました。
今回の婚活パーティーでは、一般的な婚活イベントや出会いの機会において必要な初対面での会話を人型ロボットが代行することで、「緊張して上手くアピールできない」などの個人に依存するコミュニケーション課題をサポートし、心理的負担が少なく円滑な対話ができることを期待いたしました。
ロボットが会話を代行することで、「自分からは直接言いにくいアピールポイント」や「少し聞きづらいお相手への質問」なども可能となり、お相手についてより詳しく知ることができます。
CiP協議会は竹芝地区を「デジタル×コンテンツの産業集積地」をとすることを目指しているようです。
株式会社サイバーエージェントにおける人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」が、”ロボットが会話を代行する婚活パーティーin竹芝”を2月9日に開催しました。参加者は25~39歳の未婚の男女。
「ロボットの会話代行のみ」、「ロボットの会話代行の後、参加者同士も会話をする(5分のフリートーク)」の2部制で行われました。
参加者のすぐ前に置かれたロボットには、参加者の生年月日、出身地、趣味、好きな食べ物やスポーツ、仕事内容、長所や特技、年収、将来の夢など45項目の事前アンケートをもとにスタッフが会話をプログラミングし、1組3分程度の形で進められました。
会話内容は作成されたもので、複数台のロボットの会話と動きを制御するプログラムによってロボットに発話命令を送るという仕組み。今回は、リアルタイムでの音声認識や会話生成は採用していないので、アドリブの会話はありません。
ロボット婚活パーティーに参加したのは、25~39歳の未婚の男女です。第1部「ロボットが会話を代行して参加者が会話をしない」と第2部「ロボットが会話を代行した後に参加者同士で会話する」の2つのプログラムがあり、ロボットは参加者の代わりに趣味や仕事の話題など、一般的な婚活パーティーで行われる会話コミュニケーションを行いました。
使用されたのはシャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」。男女が隣り合うテーブルの上にそれぞれの分身として置かれ、3分間の会話がスタートします。報告会でのデモンストレーションで聞いた会話は、次のような内容でした。
ロボット婚活の様子(提供:サイバーエージェント)
会話の内容や流れは実にスムーズです。挨拶から趣味や仕事のこと、ごく自然に進められていきます。またちょっと聞きづらい年収の事などもロボットなのでサラリと話題にあげてくれることもありました。
A:私は、マリです。山口県出身で、年齢は23歳です。
B:よろしくお願いします。マリさんの趣味は何ですか?
A:私の趣味は映画を見ることです。
B:僕も映画を見るのが好きなんです。
A:そうなんですね、偶然ですね。
B:僕は、映画のほかにテニスをやります。
A:へぇ~いつ頃からやっているんですか?
B:幼稚園の頃からやっていて、高校の頃に全国大会に出場しました。
A:全国大会ですか、すごいですね!
B:ありがとうございます。
A:私は、高校の頃、吹奏楽部に入っていました。
B:どんな楽器を演奏していたんですか?
A:私はクラリネットを演奏していました。
B:そうなんですね。今は、何か楽器をやっていますか?
A:最近はピアノを習い始めました。
B:ほぅ、音楽が好きなんですね。
A:はい、音楽が大好きです!
B:そろそろ終了の時間ですね。
A:本当だ、ありがとうございました。
B:こちらこそ、ありがとうございました。
この間、人間同士の会話はありません。相手がすぐ近くにいるのに言葉を交わすことなく、ロボットたちが話しているのを聞いている様子は不思議な光景ですが、ロボットの先にいる相手と目が合ったりクスクスと笑い合っている姿は楽しげでした。
シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」が使用されました。モバイル型のロボット電話です。電話以外にもメール、カメラ、プロジェクター、スケジュール管理などの機能があり、すべて音声対話の操作に対応しています。
大きさは約19.5センチ、390グラムとかわいい手のひらサイズです。小柄で可愛いだけでなく、能力も文句なしです!
実際の婚活パーティーの映像がこちらです。ロボホン同士が話している風景がわかりますね。
[arve url=”https://youtu.be/yY6ZyWV1fCs” /]
「婚活パーティーでは、相手との会話を盛り上げることがカップル成立のポイントです。ロボット同士の会話を聞いていると、相手と直接話したくなる感覚もあります」と主催が説明するように、参加者からも好評を得たようです。
婚活パーティー終了後のアンケートでは1部2部ともに満足度は約80%で、「同じことを何度も話さずに済んで楽だった」「ロボットのおかげで、あまり緊張しなくてよかった」「ロボット会話が基本情報となり、5分間の実際の会話で質問がしやすかった」などの感想が寄せられた。
ロボットが参加者自身の情報を話す仕組みは、事前に回答した45項目の質問が基になっている。
システムを手掛けたサイバーエージェントは、参加者のプロフィールから会話内容を作成し、複数台のロボットの会話と動きを制御するプログラムによってロボットに発話命令を送る。
ロボットが会話を代行するメリットについて、サイバーエージェント AI Lab 研究員の岩本拓也さんは、「限られた時間で自分をアピールする必要がある婚活パーティーにおいて、長所を伝えようとすると“自慢”と受け取られてしまうこともあるが、ロボットを介すことで嫌味に聞こえにくい効果がある」と話す。
事後のインタビューでは、「自分のプロフィール通りに話してくれているから信頼した」「自分が思った通りに相づちをしてくれた瞬間に信頼が大きくなった」という感想があった一方、「話された内容が少し古かったので、ロボットに対して信頼できなかった」とプロフィール記入時と参加時の考えが変わっていた場合には不満の声も上がったという。
また、マッチング希望者を選ぶ時、ロボットとの会話内容と本人の外見がどの程度影響したかを調査したところ、会話内容を重視したという回答が上回った。
「普段は好みの外見ではない相手の場合、話をあまり聞かないが、ロボットによる会話代行だったためしっかり内容を聞けた」という声があり、「話す」という動作をロボットに任せたことによって相手の話を集中して聞くことができ、親近感と理解が高まったということだ。
「ご趣味は何ですか?」とは、お見合いや婚活パーティーにおける定番の質問ですが、初対面の相手に緊張して、または好感を持ってもらいたいと意識するあまり答えがまとまらなかった、という経験はないでしょうか。
そんな会話に苦手意識を持っている人注目の婚活パーティーが、2月9日に開催された。
「ロボットが会話を代行する婚活パーティー in竹芝」という名の通り、参加者の代わりにロボットが会話を進めて相互への理解を深め、婚活の成功をサポートするというのだ。
この「ロボット婚活」を主催した一般社団法人CiP協議会が、実施結果を12日に報告。
本人同士が会話をしなくてカップルは成立するのかと思ったが、男女合わせて28人が参加し、4組のカップルが誕生したというのだ。
同協議会は、東京の竹芝地区を「デジタル×コンテンツの産業集積地」とすることを目指してテクノロジーを活用したイベントを展開しており、今回の婚活パーティーはその活動の一環だという。
高橋竜之介事務局長は、日本の生涯未婚率が上昇していることに触れ、「多くの日本人が自身のコミュニケーションに苦手意識を持っているが、ロボットを介することで、その問題を解決できるのではないか」と開催の背景を語った。親が子どもに代わって結婚相手を探す「親の代理婚活」という婚活もあるが、ロボット婚活とは一体どのようなものなのか。
ロボット同士の会話の3分間、参加者はひと言も話さなかった?
席に着く時と会話終了時には会釈をしていましたが、終始無言でした。でも、1部も2部も「ははっ」とペア同士が笑いあう場面はありました。
趣味などの話題で共通点があったり、何か刺さるものがあったのだと思います。隣に知らない異性がいて、少なからず緊張している状態でも笑顔が見られました。
カップル成立後はデートや親族への挨拶などが想定されるが、ロボットはどこまでサポート?
ロボット婚活では、ロボットが相手を名字ではなく下の名前で呼び合うという特徴があります。その効果か、成立したカップルの1組が、婚活パーティー終了後もお互いに下の名前で呼び合っていました。
一般的な婚活パーティーで出会った男女よりも気持ちが近いのではないかと思います。次のステップにはロボットはいませんが、そういった点においてサポートできたのではないかと思っています。
28人中4組のカップルが成立したロボット婚活。
岩本さんは、一般的な婚活パーティーでのカップル成立率の約3割と比較して、「若干少ないなと感じていますが、本人同士の会話なしにロボットの会話だけでマッチングしたことは、すごいことではないかと思います。」と分析する。
今回のロボット婚活パーティーは実験的な取り組みだったため、今後、同様のパーティーを開く予定はないということだが、サイバーエージェントは結果をロボットやチャットボットによる対話の自動化に活かし、増加する訪日観光客への対応なども視野に研究を進めていきたい考えだ。
ロボット同士が会話してくれることで、緊張感なく相手の情報を整理でき、そして相手と直接話したくなる感覚も生まれる。さらに、客観的に自分を見つめ直して新たなアピールポイントに気が付くメリットもある。
最初は半信半疑だった「ロボット婚活」だったが、ロボットの役割は、自らの分身であり、また相手と自分を繋ぐエージェントでもあった。
事後のインタビューでは、「自分のプロフィール通りに話してくれているから信頼した」「自分が思った通りに相づちをしてくれた瞬間に信頼が大きくなった」という感想があった一方、「話された内容が少し古かったので、ロボットに対して信頼できなかった」とプロフィール記入時と参加時の考えが変わっていた場合には不満の声も上がったという。
また、マッチング希望者を選ぶ時、ロボットとの会話内容と本人の外見がどの程度影響したかを調査したところ、会話内容を重視したという回答が上回った。
「普段は好みの外見ではない相手の場合、話をあまり聞かないが、ロボットによる会話代行だったためしっかり内容を聞けた」という声があり、「話す」という動作をロボットに任せたことによって相手の話を集中して聞くことができ、親近感と理解が高まったということだ。
男性参加者:もう最初にロボットがある程度、お互いの情報をやり取りしてくれるので、その話題を広げていこうみたいな
女性参加者:いろんな方と気を遣いながら話しをすると、帰りに疲れてしまうことが多かったりもするので、そういうところがよかったかなと思います
「自分のプロフィール通りに話してくれているからロボットを信頼できた」「自分が思った通りの相づちをしてくれた瞬間に信頼度が大きくなった」というポジティブな意見がある一方で、「話された内容が少し古かったので、ロボットに対して信頼できなかった」など、リアルタイムの情報更新がないことに対する不満の声もあったという。
また、相手の外見の印象より会話内容に集中できるという声も上がった。「普段は好みの外見ではない相手の場合、話をあまり聞かないが、ロボットによる会話代行だったためしっかり内容を聞けた」(参加者)。さらに、「ロボットの対話に続けて話を聞きたい気持ちになった」と、コミュニケーションが円滑になったケースもあったという。
辛口なコメントが多かったです。いつの時代か流行る時がくるのでしょうか?
黙って座っている二人に代わってロボット同士が会話をしているという一見シュールな光景ですが、ロボットを介することによって和やかな雰囲気やコミュニケーションが生まれたり、かえって相手と自然に話してみたくなったり、親近感が湧くこともあったようです。
また会話の内容に集中できたり、ロボットがいたからこそ相手に興味を持つことができたというケースも。初対面時の心理的負荷を軽減は婚活疲れも避けやすいかも?
言葉を発せない人や、極度のコミュ障の方には救いの手となること間違いないでしょう!ミラコロメディアでは、婚活の可能性を広げる取り組みだと思いました。
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