5年に一度行われる国勢調査の速報値が公表されました。日本の総人口は1億2622万7000人で、前回より86万8000人減となっています。また年内に未婚率などの結果が公表される予定です。
今回は、2021年度の少子化社会対策白書の中から、世界と日本の恋愛事情について解説いたします。豆知識として参考にしていただければ幸いです。
内閣府が少子化対策の概況を報告する少子化社会対策白書を公表しています。新型コロナの少子化対策への影響や、それらをふまえた対策の取り組みが盛り込まれています。
その中から今回は、「少子化社会に関する国際意識調査」を紹介します。恋愛や結婚、子育てなどについて、各国の結果を比較分析することで、日本の特性を把握し、対策に役立てるために実施されています。
まずは恋愛に関する調査結果です。
[図解/JLCA通信7月号より抜粋]
日本は交際すると、結婚を考える割合は多いものの、恋愛に対して消極的なところが目立ちます。また、世界では恋愛することで人生が豊かになる、という傾向が強い点からも、恋愛と人生を関連づけていることがわかります。
さらに、世界と比較すると、日本では「恋愛はお金がかかる」というイメージが強いようです。ここには、一人の時間を大切にして、自分の分は自分で使うという欲の表れが見えました。
ここからも、恋愛に奥手な日本人の特徴がわかりますね。日本人は恋愛に対するポジティブな面を再発見する必要があるのではないでしょうか。
[図解/JLCA通信7月号より抜粋]
出会いの機会は、日本が婚活サイトの利用に消極的でしょうか。日本人の保守的な性格が、既存のシステムに依存する姿が見受けられます。
また、「出会いの機会を親族等に頼む」についても、世界より低い傾向にありました。個としての生き方を大事にする日本人ならではの結果です。結婚に意欲的ではないからともいえます。
最後に、独身である理由について見ていきましょう。
[図解/JLCA通信7月号より抜粋]
日本は「結婚する必要性を感じない」という割合が低いです。
「いずれは結婚したい」という気持ちがあるものの、行動に移せないという心理があるのでしょう。
各国は「適当な相手に巡り合っていない」という割合が低く、ここからも恋愛に積極的なことがわかります。結婚をしなくても、同棲でも良い、というパートナーとのあり方を考えさせられる結果となりました。
独身に悩む日本人は、恋愛に積極的になることから始めるのが良いかもしれません。各国と比較すると、保守的で待ちの姿勢が表れたデータとなりました。
「【2021年度版】少子化社会に関する国際意識調査!出会いの機会と独身の理由」はいかがでしたか?
日本だけでなく、世界と比較すると、日本が恋愛に対して消極的な面が見られたと思います。恋愛したい、結婚したいと悩む人は、周りよりも先に「一抜け」するためにも、これから恋愛や婚活を積極的に行ってみましょう。
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